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次回公演のメインビジュアルできました! [劇作家の時間]

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次回公演『幸せな孤独な薔薇』のメインビジュアル解禁です!

ふだんなら、もっと多彩な色の作品ビジュアルが多いのですが、今回は
シアターキューブリックには珍しい「白い」印象のイラストです。
ほのぼのとしたあたたかいイメージの世界を描く
絵本作家のなかむらしんいちろうさんとは15年近くのお付き合いとなりますが、
また新たななかむらさんの一面を見せていただいた気がします。


今回の物語は「自分自身を見つめる刺すほどのクールさ」が重要な気がして、
表紙の人物の表情や、見え方等々、かなり詳細にお話をしながら進めてまいりました。
そして、今作品は劇団初の外部作家の脚本ということで、
劇団としての新しい挑戦という要素も表現できたらいいなと。

作者の田嶋ミラノさんは、僕が劇団を創ろうとしていた20代前半、
陰に陽に僕を支えてくださった大きな人(とても小柄な方でしたが(笑))。
ミラノさんと自分の名前が並んでいることに、内心とってもびびっています!
そして裏面のキャスト欄には西川浩幸さん、首藤健祐さんという、
僕が演劇を志すきっかけになった作品たちに
必ずといっていいほど出演されていた大先輩の名前も……!

きっとシアターキューブリックのルーツが
劇場空間のそこかしこに充満した作品になるのだろうと、そう思います。
どうぞご期待ください。

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シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇

キャスト
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅

一般前売開始 2月22日(土)10時~

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今月のお題「2020年の抱負を漢字一文字で!!」 [きゅ~め~るのお題]

あらためまして、今年もよろしくお願いします!
劇団結成から20周年を迎えようとしているシアターキューブリック。
月イチのメルマガも、まあよく続いておりまして、
もう15年くらいになるんでしょうか、毎月お届けしております。
メルマガ配信日の毎月9日には、
劇団メンバーが同じお題について各自のブログを綴るということを、
これまた15年近くやっております。
なかには開き直って更新しない輩も時々おりましたが、
なにとぞお許しくださいませ。。



さて、最近毎年1月はこのお題でございますな。

「今年の抱負を漢字一文字で表す!!」


去年は長らくブログにログインできなかったためこのお題もお休みしてしまい、
2年ぶりの漢字一文字です。


一昨年は「待」でした。
https://tofu-no-kado-new.blog.ss-blog.jp/2018-01-09

今年も一瞬でひらめきましたよ。





【風】

です!


時にはガムシャラに進むことも大事ですが、物事にはきっと「機が熟す」時があって、
そのタイミング(=風)を読むが肝要だなあ、と。
「風をよむ」って、何かの番組でありましたね(笑)

一昨年の「待」に込めた思いと少し似ていますね。
きっと僕も老いてきたのだと思います。
自分の力量を知り、周囲の存在のありがたさを知り、
これまでの物事もそれらの掛け合わせですべて進んできたのだと、
やっと気づくようになったのだと思います。



「風」は自分を支えてくれているみんなの「想い」にも思えてきます。
風も、想いも、どちらも目には見えませんが、
いつも自分のまわりにふわふわとあって、
立ち止まってしまいそうな自分の背中を押してくれます。

ちょうど今年の10月には、そんな「風」がテーマの作品を再び上演します。



僕にとって、やはり「風」は特別な存在なのでしょうね。


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人生いろいろなお正月 [日々雑録]

新年あけましておめでとうございます。
風に舞う雪に、来し方行く末を思うお正月です。

年末年始、皆さんが紡ぐたくさんの言葉を見ていると、
自分とはまったく異なる人生のバリエーションを感じますね。
人生いろいろ。



自分の人生の重さは、毎朝起きて当たり前に感じる体重みたいに、
当たり前の重みとして背負いながら四苦八苦していますが、
皆さんもまた、他人が新鮮に感じるそれぞれの人生のその重さを
日々当たり前のことに感じながら、格闘しているんだなと。



過ぎ去った時間だからこそ、
人は「もしも〇〇していたら」と思うのかもしれませんが、
僕がもしも違う人生を生きていたなら、
いったいどんな2020年の正月だっただろう…?とファンタジーなことを思ってみたり。。
一方、これからに目を向ければ、そこに「もしも〇〇していたら」はありません。
これから先の出来事はこれから自分が選ぶ大事小事の積み重ねの結果なので、
何もかも自分次第。

生きたい人生を生きるには、もっともっと自分の判断のセンスを磨くだけですね。
その判断のセンスを磨くには、周囲で支えてくれている人たちの思いと、時間を大切に。
そしてその蓄積を活かしきれる健康な体を持つことを大切に。




思えば、僕の仕事はそうしたいろいろな人生を疑似体験したい、
という欲求がベースにあるのかも知れません。
そして、劇場という異空間でたくさんの人にいろいろな人生を疑似体験してほしい、と。
「人間として豊かに生きるには…?」を悶々と考えざるを得ない僕の人生(笑)、
それを創作活動、企業活動に“遠慮せず”活かしていきたいと思います。


ということで2020年のテーマは「遠慮しない」に決定!
もしかすると、ちょっぴり図々しい印象に変わるかも知れませんが、
許せる範囲のかぎりでご容赦いただければうれしいです。
社長業も、脚本家も、演出家も、劇団代表も、
緑川憲仁の人生を精一杯楽しく生きてまいりたいと思います。


皆様、ことしもよろしくお願いいたします。

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