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絵を見にゆく [日々雑録]

絵を見に行きました。

その絵との最初の出会いは3年前に上演された演劇作品のチラシでした。


草野碧さんの描く絵は風景が多くて、どれもノスタルジック。

明るい色で描かれた絵も、どことなく切なさが滲み、

暗い色の多い絵も、どこかから温もりが漂います。

描く人、見る人双方の、人生や感情が絵を通して交差する。

それって演劇ととても似ているなあと思うのです。



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そういえば、子供の頃、姉にくっついて絵を習っていた時期が少しだけありました。


残念ながら絵ごころというものはまったくありませんが、

脚本を書くとき、会社の将来をイメージするとき、

ちょっとした絵を描いて、イメージを膨らませたり、

頭のなかを整理したりする自分が、なんとなく好きです。





毎日頭のなかで反響しつづける生活音がすーっと静まるような時間でした。

もしよかったら、みなさんも見に行ってみてください。



草野碧「color」展 -それぞれの光を見つける-
会期 / 8月 2日(月)まで
時間 / 11:00~20:00 ※最終日は17:30まで
場所 / 渋谷ヒカリエ8階
https://www.hikarie8.com/atelier/2021/06/-color.shtml


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▲草野碧(くさのみどり)さんと。「みどり」繋がり(笑)

撮影してもらう時だけマスクをとりました(^○^)
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今月のお題「今、食べたいもの!」 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日は、シアターキューブリックの月に一度のメルマガ配信日。
この日は劇団メンバーが決められたお題についてブログを書きます。
このコーナー、かれこれ15年くらい続いている気がします。


さて、今月のお題は、、、今食べたいもの!!!!!


中味薄いですねぇ~~~(+o+)
まあ15年も続いてますから、たまにはこんなヤツがあってもいいのではないかと、、、



『葡萄酒いろのミストラル』が3か月後に近づいてきて、僕の心は岩手県の花巻へ向いています。
花巻は自然いっぱいのところですから、おいしいものは当然たくさんあります。
やっぱり、今、食べたいものは花巻でしか食べられないもの。
お蕎麦、南部せんべい、白金豚(はっきんとん)、いろいろあります!


が!あえて花巻のオススメグルメはこれです。


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花巻の老舗デパート「マルカン」の大食堂のチョコレートパフェ!!!!


マルカンのチョコレートパフェを今、食べたい!!!!


マルカンといえばお箸で食べる特大のソフトクリームが有名ですが、
僕は断然チョコレートパフェです。

最近ではいろいろなお店で変わったパフェがありますが、
ここのは、ぶっちゃけ何の変哲もない地味で普通のパフェなんです。
でもねえ、今ではなかなか出会うことができない
昔なつかしいデパートの食堂のパフェ味なんですよー。
きっとこだわりの味なんだと思います。
僕が好きなポイントは、甘さがほどよいフツーな感じのアイスと、
フツーな感じのいい塩梅のチョコレートソースです。


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花巻へお越しの際は、ぜひ花巻市街にあるマルカン大食堂へ!!!


というわけで、今回のテーマは花巻のオススメグルメでしたっ!(違います)


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今月のお題「『幸せな孤独な薔薇』終演。」 [日々雑録]

こんなに心に負荷のかかるブログお題も久しぶりです……。
きっとまだ自分のなかで整理できていない出来事なのでしょう。


『幸せな孤独な薔薇』はおかげさまで無事に公演の幕をおろすことができました。
公演の企画を立ち上げてから、すでに約2年近くの時間が経っています。
その間、キャスト・スタッフ・関係者の奮闘はもちろんのこと、
多くの皆様から多くのご支援やご声援を賜りました。

そして緊急事態宣言下、50%の収容規制の公演となりましたが、
毎日多くの皆様に見届けていただくことができました。
この場をお借りして心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。


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劇団結成20周年公演の第一弾だった今作品。
なぜ、外部作家さんのこの作品がこうした場面で上演されたのかを今一度。

『幸せな孤独な薔薇』は、惑星ピスタチオの看板女優だった平和堂ミラノさんが、
劇団から離れ「田嶋ミラノ」となって、2000年に発表した作品。
ちょうどシアターキューブリック旗揚げと同年で、
集まったばかりの仲間たちとこのお芝居を観にいき、
終演後、僕は自分が劇場の空間に溶けてしまうんじゃないかってくらいに、
心がぐにゃぐにゃになってしまいました。

自分の中に深く深く刻まれたのでしょうね。

その後、僕は自分の脚本を何本も書いてゆくことになりましたが、
この時の感覚は無自覚的な次元で、
ずーっと自分の深いところに生き続けていたんだと思います。



2003年には、そのミラノさんが突然亡くなってしまいました。

このことは却って、ミラノさんと一緒に生きてゆくことができるようにさせてくれたのかも知れません。
その後は折々に、ミラノさんのこと、そしてこの物語を思い出しながら、
シアターキューブリックとしての歩みを重ねてきました。

この劇団は、たとえば「学生劇団から派生した、、」みたいな物理的なルーツを持ちません。
もしかすると最も近いルーツは田嶋ミラノさんであるかも分かりません。
そうした経緯で、結成20周年の集大成の公演として、この作品を選びました。



そんなふうに書くと、至って理詰めで上演作品が選ばれたのだなと感じるかも知れません。
ただ、そんな理由の一方で、僕個人が、いつかどこかのタイミングで、
この物語に登場する人々に、そしてミラノさんにもう一度会いたい……
そんな超個人的な感情があったということも、かなりの濃度で確かなことです。


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その作品を上演するにあたり、集まってくれた人たちが熱すぎました。

旗揚げの頃から約20年、一緒に頑張ってきた劇団メンバー・スタッフ陣に加え、
この劇団を我が家のように慕ってくれる客演陣が今回も集まってくれました。
初主演となった眞実ちゃんも、まだ今回が2回目の出演の坂本実紅ちゃんも、
僕はまるで自分の娘みたいな気持ちで日々期待し、見守り、
逞しくなった舞台上の彼女たちの姿に、何度も泣きそうになりました。
まだまだ若手だと思っていた7年ぶり鈴木研くんも、
知らないうちに磨いていたものすごいセンスで、この作品を締めてくれました。

今回その中には、演劇人生を歩むことになった若かりし頃の僕に
多大な影響を与えた劇団、演劇集団キャラメルボックスの看板・西川浩幸さんや、
21年前の『幸せな孤独な薔薇』に出演していた首藤健祐さんの姿もありました。
あの西川浩幸さんとあの首藤健祐さんが同じ舞台に立つということだけでもものすごいことなのに、
その作品を自分が演出するなんて、ちょっと本当にどうかなっちゃいそうでした。
そして、トドメは、演出の僕の名前のすぐ隣には「作 田嶋ミラノ」。

正直「こんなことが起きてしまっていいのだろうか?」というレベルの奇跡でした。

首藤健祐さんは10年前から時々「シアターキューブリック、恐るべし」という
謎のフレーズを仰るのですが、今回の公演はまさに「恐るべし」でしたよ、首藤さん。



僕も大勢いるスタッフの一人でありまして、
舞台公演というのは、お客さんと接する「オモテ」、接しない「ウラ」、
大勢のプロフェッショナルなスタッフさんがいて初めて成り立ちます。
この方たちの作品への想いもね……、今回は企画段階、稽古段階からビンビンでした。
そういった俳優陣を含む大勢のメンバーの「想いの掛け算」があって、
ようやく密度の濃い作品が出来上がるのだということを、あらためて強く感じました。
俳優陣、スタッフ陣の、ミラノさんの想いに迫ろうとする情熱はとにかく凄かった。
みんなほんとうにありがとうございました。




今回は時節柄、劇場まで行きたくても行けない方々に向けて、
初めてオンライン配信なるものに挑戦しました。

映像で作品を発信するからには、「劇場の臨場感と映像の醍醐味両方を届けたい!」
ということで、CMクリエイターとして活躍されている松宏彰さんと、
毎公演お世話になっている、かすや舞台記録さんのタッグで、
浅草九劇さんも唸るほどのハイクオリティの作品映像をナマ配信でお届けすることができました。
演出の僕自身、このクオリティには本当にびっくりしました。
なんでこんな凄いことがナマでできるのだろう!!!と。

こうしたハイクオリティの舞台配信が、ナマ観劇の最高のPRになればいいなと思います。
そして、皆さんが安心して街へ、そして劇場へ繰り出せる時期が戻ってきたら、
どこの劇場の客席もいっぱいになったらいいな、と。



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▲2020年4月1日、公演延期を決めた日、最後の通し稽古を行なった後の集合写真。



昨年春、公演が一年延期となってしまったことは、ただただ残念で、かつ、とても大変な出来事でしたが、
結果的には、この一年という時間はまったく無駄にならず、
逆に座組の結束力を高め、密度の濃い作品づくりへと向かうことができました。

願わくば収容規制のないなかで、満員のお客さんにお届けしたかった!
という気持ちは多分にありますが、
今、この時期にこの作品をお届けできた幸せのほうが何倍も勝っています。








実は、今回お客さんからいただいた多くのご感想で、びっくりしたことがあります。


「まるで舞台にミラノさんがいるようでした」
という言葉が、ほんとうにたくさん届きました。


21年前にミラノさんが演じた主人公・ルカを演じた眞実ちゃんは、
ミラノさんとは容姿がまったく異なります。
小柄のミラノさんとはむしろ真逆です。
それなのに、です。

ミラノさんが客席から僕らを見守ってくれていたとしたら、それはとても嬉しいですが、
8人のキャストたちと一緒に舞台でお芝居をしてくれていたとしたら、もっともっと幸せです。

そうだといいなあ。。







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▲この画像は、配信アーカイブのスクリーンショット。

ラストシーンで、ルカが最後の言葉を呟いたあと、照らされていた照明が消える瞬間です。
眞実ちゃんの顔だけど、同時にミラノさんにも見えるんです。何度見ても。



『幸せな孤独な薔薇』。これまでもとても大切な作品でしたが、この公演を経て、
僕にとって、劇団にとって、もっともっと大切な作品になりました。



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「想いのリレー」


今年の6月下旬、突然でした。
「悲しい」とさえ思えませんでした。
正直、半年経った今でも事実を受け止めきれないでいます。
それくらい、あなたは何も言わずにある日突然行ってしまいました。

ちょくちょくあなたのところへ行っては最近見たオススメの本や映画の話を聞いて、
あなたはそんなつもりは全くなかったでしょうけど、
僕はあなたからたくさんのエッセンスをもらいました。
今にして思えば、「年の離れた姉と弟」という感じだったのかも知れません。

今回の脚本も、いつにもまして自分自身との格闘の日々でした。
そんな時にいつも僕の心を落ち着かせてくれたのは、
ワープロの隣でずっと同じ顔で僕を見守り続けてくれた写真の中のあなたでした。
きっと今は僕の中のどこかでちょこんと座ってくれていると信じています。

あなたのいない初めてのクリスマス。
僕はいま、あなたから受け取った「優しい気持ち」というバトンをしっかりと握りしめています。


2003年12月上演 シアターキューブリック『サンタクロース・ドットコム!』パンフレット文章より


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クラウドファンディング [社長の時間]

ネビュラエンタープライズでは、本日より、クラウドファンディングを通じて、
当社の事業に関する支援の募集を始めました。
その事業とは無料のチラシ宅配サービス「おちらしさん」です。


劇場や美術館に行くと手に入れることができる先々の舞台公演や美術展のチラシ。
ですが、この一年、そうした場所へ行きたくても行けない期間が続き、
舞台公演や美術展などの文化芸術を楽しめなくなっただけでなく、
先々の情報を入手できる機会も激減してしまっています。
そうした現状を打破するために、ネビュラエンタープライズでは、
昨年夏、無料で、しかも自宅にいながらにして
舞台公演や美術展のチラシを手にすることが可能になる、
チラシ宅配サービス「おちらしさん」をスタートしました。



このサービス、大変ご好評をいただき、
現時点で舞台公演4,500名、美術2,500名の会員さまの登録をいただいています。

チラシをご希望のお客様が増えていることは大変喜ばしいことなのですが、
それは、取りも直さず経費増加を意味するものでもあります。
しかも、会場で配布するのとは異なり、宅配サービスということもあって、
サービス利用価格が割高にならざるを得ず、
実質的に、宣伝を希望する各ご利用団体さまと弊社とが
相応の割合で費用を負担している状況となっています。

ご存知の通り、ライブエンターテインメントは、
この一年余、業界全体で大打撃を受け、
例に漏れず、弊社も相次ぐ融資で首を繋いでいる状態が続いています。
お世話になり続けたエンタメ業界復興のためにここで一肌脱げればよかったのですが、
いよいよ限界が近づいてまいりました。

そこで、当サービスをご利用になる団体さまにとって、より使いやすい状態を作り、
多くの作品とお客さんを繋ぐ役割をよりいっそう果たしてまいりたい、
という想いのもと、クラウドファンディングを活用して、
広くご支援を募集することに致しました。

クラウドファンディングの詳細はこちらをご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/415891/preview?token=1prbzj0u


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「企業は社会の公器」という
松下幸之助さんの言葉があらためて心に深く入ってきます。
この言葉、今までは
「儲けだけを考えるのではなく、社会発展のための活動を志すのが企業の役目」
という解釈で捉えていました。もちろんそうなのだと思いますが、
「社会の公器たる企業活動を維持するために、
時には“有志”の皆さんからの援けを求めることもまた企業のあるべき姿」
なのかも知れないと思い至りました。


多くの皆さんからのご支援によってサービスを発展させ、
危機を乗り越えた後も、多くの皆さんのもとへ
作者のぬくもりが込められた色とりどりの文化芸術を届けられる企業として、
成長してまいりたいと思っています。

皆様からのご支援をお待ちしています。


株式会社ネビュラエンタープライズ
代表取締役 緑川憲仁


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『幸せな孤独な薔薇』オンライン配信公演6/6まで上演中です! [劇作家の時間]

不思議な感覚です。
『幸せな孤独な薔薇』の舞台装置はもう劇場にはありません。
僕も俳優陣もスタッフも劇場には居りません。
浅草九劇での公演は、おかげさまで26日に千穐楽を迎えることができました。
本来なら、その時点で皆様にお礼を申し上げるべきところですが……、

今回の公演はまだ終わっていないのです。


昨年、新型コロナウイルスの影響によって1年延期となり、
心のなかでは、世の中に落ち着きが戻ったなかでの公演を願っていたのですが、
そううまくもいかず、劇場で観たいと思ってくださっていても、
劇場まで来られないお客さんが大勢いるであろう中での公演となりました。

そのため、公演期間中盤の5月23日の2ステージは、
劇場での公演と並行して、劇団初の「オンライン配信公演」を実施しました。

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本来、演劇とは劇場空間で演者と観客とが想いを響かせ合って創る娯楽です。
今でもそのこだわりは変わりません。
一方で、劇場の臨場感を映像でどこまでお届けできるか、という挑戦に
今回ばかりは挑まない訳には行きませんでした。
僕は演出家ではありますが、映像に関しては完全に素人ですから、
映像演出にはCMクリエイターとして大活躍している松宏彰さんを迎え、
撮影のシステム構築をかすや舞台記録の粕谷晃司さんにお願いする、
というガッチガチの布陣で臨みました。
舞台に向けられたカメラは11台、うち7台がナマ配信で稼働しました。
(ほかのカメラで収めたものは、またのお楽しみです(笑))


その舞台映像のオンライン公演『幸せな孤独な薔薇』がありがたいことに大評判で、
急遽、終演後の購入と6月6日までの視聴ができるように変更しました。
「えっ、これ舞台だよね、映画じゃないよね……?」と思ってしまう瞬間がしばしば。
舞台美術は、まるで本物の外国のお屋敷のようだし、
キラキラの照明は、おひさまのぬくもりと緑の匂いを感じさせてくれます。
浅草九劇はオンライン配信公演のサービスを売り物にしている劇場さんなのですが、
その九劇のスタッフさんですら、目を丸くしたハイクオリティ。

自分で演出した作品であることには間違いないのですが、
もはや自分の手を離れすぎて、
「知ってる俳優陣と監督さんが創った傑作」みたいな感覚さえあります…(笑)



忙しい日々のストレスで心が疲れてしまっている方、

「どうせ自分なんか…」という気持ちが爆発してしまいそうな方、

「エンゲキ」なんてよく分からないし、劇場に行くのも面倒だし……という方、

シアターキューブリックの作品は好きだけど、東京は遠くてムリ…という方、

今回は人が多い場所に行くのが不安で自粛したけど、ホントは観たかった…という方、

ローカル鉄道演劇のシアターキューブリックしか知らない方、

惑星ピスタチオの平和堂ミラノさんファンだった方、

そして『幸せな孤独な薔薇』という作品を愛してくれている方、


ぜひこの作品に触れてみてください。
きっと、みなさんにとって大切な何かをお届けできると思います。

もちろん、劇場で観てくださったみなさんも、
客席からとはまったく違う角度と至近距離からあらためてこの作品に迫ることができます。

上演時間は1時間45分、休憩なしです。
ご自宅で、映画を観るような気分で『幸せな孤独な薔薇』、とてもオススメです。



シアターキューブリック『幸せな孤独な薔薇』LIVE配信アーカイブ
5月26日10:00~6月6日23:59 購入・視聴可能
Paskipよりチケット購入、アーカイブ視聴できます。
会員登録をしてご購入ください。
会員登録→https://live.paskip.jp/

13時回アーカイブ販売:https://live.paskip.jp/ticket?bcid=bTl9wG7twS3rlKpLApPz9A

17時回アーカイブ販売:https://live.paskip.jp/ticket?bcid=m2OAzectQ5sjOiCs6zvFZQ


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『幸せな孤独な薔薇』ただいま上演中&オンライン配信公演あります! [劇作家の時間]

昨年4月、新型コロナウイルス感染症拡大により公演延期を余儀なくされた
シアターキューブリック20周年記念公演第一弾『幸せな孤独な薔薇』は、
緊急事態宣言下ではありますが、国の要請に従い50%収容規制のもと
5/20(木)、無事に公演の幕を開けました。

おかげさまで、全11ステージのうち5ステージを終えることができました。
ご来場くださった皆様、ご声援くださった皆様、ありがとうございました。
人と人とが顔を合わせ直接ふれあう劇場空間の、なんと幸せなこと。
キャスト・スタッフが総力を挙げ創るライブを直接お届けできることの、なんと幸せなこと。
カーテンコールでの俳優たちの表情と、お客さんの笑顔を見て、
生まれて初めてのこの一年の経験は、けっして無駄になっていなかったことを感じました。


同時に、すべての皆様に安心してライブエンターテインメントを
楽しんでいただける段階には至っていないことも痛感しております。
会場では消毒・検温から始まり、マスク着用はもとより、
最前列のお客さんにはフェイスシールドを付けていただいています。
さまざまなご不便をおかけしていることを申し訳なく思っています。
そして、まだ多くの方がさまざまな事情や制約によって
ナマで演劇をご覧になりたくても叶わない状況にあることも忘れていません。


今回は、劇場での11回の本番のほか、オンライン配信公演を準備しています。
明日5月23日(日)13:00と17:00の回は、
4日間のアーカイブ視聴期間を設けたオンライン配信ステージとなっています。
コロナの前から「東京まで行くのはさすがに遠すぎる」という
お客さんもたくさんいらっしゃったと思います。
ですので、ぜひこの機会に、映像配信ではありますが、
久しぶりにシアターキューブリックの公演を楽しんでいただきたいと思います!

映像の演出には、これまで数多くのテレビCMを手がけた松宏彰さんを迎え、
これまたキューブリックでは全幅の信頼を置く粕谷晃司さんの撮影のもと、
劇場の通常の客席ではご覧になれないような趣向を凝らした、
『幸せな孤独な薔薇』を全世界へナマでお届けしたいと思っています。
ナマですから、映像編集期間は当然ゼロ秒です!!ドッキドキです!!


心が暗くなりがちなこの今だからこそ、再延期をせず、
この作品を上演をしようと決意した座組全員の情熱が舞台にほとばしっています。
それから21年前にこの作品を遺してくれた田嶋ミラノさんへの想いも。
是非とも、今、みなさんにお届けしたい物語です。

★公演サイトはこちら。(オンライン公演を含めた)ご予約もこちらからどうぞ!
https://qublic.net/20shiawase/

劇場公演のオススメ回は23(日)17:00の回と、24(月)19:30の回です!
(5/22夜時点におきまして)

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『幸せな孤独な薔薇』さようなら稽古場 [劇作家の時間]

もう梅雨に入ったような東京です。
5月16日。稽古場での最後の稽古が終わりました。
いよいよ僕らはお客さんたちより一足早く劇場へとまいります。


最後の稽古となったこの日、二度の通し稽古を終えると、
いつもの公演稽古最終日とはまったく違う雰囲気でした。
なにやらひとつの公演を終えた千穐楽終演後のような空気でした。
この公演のいちばん初めの稽古は、はるか昔、昨年3月2日。

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それから1年2か月と半月。

途中1年、稽古がなかった期間がありましたが、
俳優たちもこの僕も、生身の人間としてしっかりと毎日を生きてきて、
稽古が行われていなかったあいだも、それぞれ作品と向かい合っていたんだなと。
稽古場でみんなの芝居を見ていると、発酵を帯びているのがよく分かりました。
そういう意味においては、この作品は1年2か月半の稽古期間だったんだと思います。

通常時の10倍の長さです。


今回、稽古を再開して、1回目の通し稽古を行なうまで、
たった10日間だったのですが、役者たちは皆、口を揃えて、

「セリフや段取りを覚え続けていたわけではないけど、
ふだん一本の公演が終わった時のように、
けっして引き出しの奥にしまった気持ちではなかった」と。


そうした言葉に裏付けられるように、
この作品の空気感はメンバーの誠実さで溢れています。
メンバーへのリスペクト、作者・田嶋ミラノさんへのリスペクト、
お客さんへの感謝とおもてなしのこころ。
演劇というのは、ナマの空間において、理屈の次元を超えた
そうした「空気」がお客さんに伝わるものです。
その空気を伝えたくて、共有したくて、演劇を続けている、と言ってもいいくらい。


だから、いよいよその空気を皆さんへ届けられる時が来たのだと思うと、
どきどきわくわくが膨らみますが、
同時にこの長期間の「生活」ともいえる稽古期間が遂に終わったことを思うと、
稽古の目的からはかなり逸脱した感情なのは分かっていますが、
とても淋しく、侘しい気持ちになりました。


でも、劇場に入ったら、ふたたび戦闘モードに切り替わることも知っています。

このような時節に、ライブエンターテインメントを開催できることに感謝しながら、
ライブでしかお届けできない大切なものを皆さんと共有したいと思います。
それから5月23日(日)は、オンライン配信公演も2ステージあります。
アーカイブ期間もありますので、諸事情で劇場にいらっしゃれない方は、
ぜひ『オンラインな幸せな孤独な薔薇』をご覧ください。

さようなら、稽古場。ありがとう、稽古場。


17日時点の残席状況はこちら。
https://qublic-nikki.blog.ss-blog.jp/shiawase-zanseki

ご予約フォームはこちら。
https://ticket.corich.jp/apply/111972/011/

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▲2020年4月1日。公演延期が決まった日の集合写真。

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▲2021年5月16日。最終稽古を終えた日の集合写真。


シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ  演出 緑川憲仁
5月20日(木)~26日(水)
浅草九劇

【キャスト】
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅

【上演時刻】(上演時間1時間45分)
20 木 19:30◎
21 金 14:00  19:30
22 土 13:00  17:00
23 日 13:00☆ 17:00☆
24 月 14:00  19:30
25 火 19:30
26 水 17:00

【観覧料】(全席指定) 
一般前売 4,700円
◎幸せな初日割 4,500円
当日券・当日精算 +300円
☆ライブ配信 4,000円
※未就学児の場内観劇はできません。

チケット発売中!!
公演特設サイト https://www.qublic.net/20shiawase/
電話 070-5592-4003

上演にあたり、新型コロナウイルス感染症予防対策を行っております。
ご予約、ご来場前に必ず公演特設サイトをご確認ください。
感染症対策へのご協力をお願いいたします。
https://qublic-nikki.blog.ss-blog.jp/shiawase-covidtaisaku

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今月のお題「幸せな孤独な薔薇まもなく!」 [きゅ~め~る今月のお題]

『幸せな孤独な薔薇』の稽古初日は2020年3月2日でした。
今から1年2か月前のことです。
稽古初日から本番までは、ふつう長くても2か月程度で、
1年以上かかることはまずありません。
もちろん、公演延期が決まってから約1年間は稽古がない期間がありましたが、
本番を迎えないまま休眠に入らざるを得なかった俳優陣、
稽古を再開してからのテンポは凄まじいものがありました。


先月25日に稽古を再開。
1年ぶりに出会う面々は、まったく久しぶりな感じもなく、
感染症対策を敷いた稽古場で粛々と稽古を進めていきました。
10日後の5月5日には早くも1回目の通し稽古。
途中でストップしてしまうようなことは一度もなく、
完全に全体が繋がった状態が出来上がりました。


こんなにも順調に稽古が進んできたのですが、
やはり今回も新型コロナウイルスが僕らの前に立ちはだかりました。

何事もなく終わるはずはないと思っていましたので、
覚悟はできていましたが、創作の現場において、
創作活動以上に意識を向けなければならないものがあるというのは、
かなり神経を消耗します。世界中の全業種の皆さんがそうなのだと思います。
そしてご存知の通り、東京都は緊急事態宣言の期間延長が決まり、
まったく油断ができない状況が続いていますが、
政府の方針に従い、劇場の収容人数を削減し、
十分な対策を行なったうえで上演することにいたしました。
当然のことながら、その決定に至るまで団内ではたくさん議論が交わされました。
制約も多いうえに、劇団の存亡を左右するような売上減を伴う決定ですが、
心が暗くなりがちな今だからこそ、この作品を皆さんに届ける意義がより大きくなる、
ということが判断の根底にありました。


僕らにとっては、一生忘れることができない公演のひとつになることは間違いありませんが、
ご覧くださった皆さんにとっても、そういう作品になるよう、
残された稽古期間も、物語に魂を刻み込んでまいります。
「ぜひ劇場へお越しください!」とは言えませんが、
無理のない範囲のなかで、エンターテインメントで心を癒しに来てください。

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シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ  演出 緑川憲仁
5月20日(木)~26日(水)
浅草九劇

【キャスト】
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅

【上演時刻】(上演時間1時間40分)
20 木 19:30◎
21 金 14:00  19:30
22 土 13:00  17:00
23 日 13:00☆ 17:00☆
24 月 14:00  19:30
25 火 19:30
26 水 17:00

【観覧料】(全席指定) 
一般前売 4,700円
◎幸せな初日割 4,500円
当日券・当日精算 +300円
☆ライブ配信 4,000円
※未就学児の場内観劇はできません。

チケット発売中!!
公演特設サイト https://www.qublic.net/20shiawase/
電話 070-5592-4003

上演にあたり、新型コロナウイルス感染症予防対策を行っております。
ご予約、ご来場前に必ず公演特設サイトをご確認ください。
感染症対策へのご協力をお願いいたします。
https://qublic-nikki.blog.ss-blog.jp/shiawase-covidtaisaku
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今月のお題「帰ってきた幸せな孤独な薔薇」 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日の劇団メルマガ配信日にやってくるお題ブログ。
今月は、いよいよ1か月後にリベンジを控えた『幸せな孤独な薔薇』について。

お題には確かに「帰ってきた」と付いていて、
僕らの感覚では完全に「帰ってきた」気持ちなのですが、
皆さんにお届けできる寸前に公演延期となってしまったので、
お客さんからすると「初めての幸せな孤独な薔薇」ですね。


昨年の4月に上演する予定だったこの作品は、
新型コロナウイルスの影響によって公演延期となりました。
1年を経ての初上演のはずなのに、僕の体感では5年ぶりに再演をするような感じです。

というのも、公演延期を決めた昨年の4月1日は、公演初日の8日前。
稽古は佳境も佳境。この日も何度目かの通し稽古を行なっていました。
公演延期をチームのみんなに伝えたうえで行なった「最後の」通し稽古は、
本番にまったく劣らぬ俳優陣の神通力のような空気に支配されて、
この日の稽古を終えた後は本番を無事に終えたような気持ちにさえなりました。
あるいは自分で自分をそのように言い聞かせていたのかも知れません。

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▲公演延期を決めた日に撮った『幸せな孤独な薔薇』キャスト集合写真。


その後の1年は「不要不急」をめぐるエンタメ業界全体の沈没危機との格闘でした。
目に見えない新型ウイルスという敵を前にして、僕らの劇団は言うに及ばず、
ライブエンターテインメントはあまりにも無力でした。
人が集まらなければ作品を創ることもできず、お客さんに見せることもできない。
表現者たちは知恵を絞って代替策を捻り出しましたが、
それらの表現が本来創り出したいものなのか?と問われれば、
本音は「NO」という人のほうが多い気がします。
「エンターテインメントは不要不急」という意見も少なくないことは事実で、
であるならば、そうではないと思う人たちの手で、灯を絶やさぬ努力をするほかない、
ただその一心で、暗中模索を続けた1年でした。まるで5年くらいに感じます。

その間、シアターキューブリックの活動を、そして『幸せな孤独な薔薇』という作品を、
大事に思ってくださる多くの方々から厚いご支援・ご声援をいただき、
一年を経ていま、上演に向けて助走を始めたところです。



誰もが初めて向き合うことになったこの一年超の日々は、
エンターテインメントに携わる僕たちにどのような変容をもたらしたのか、
僕たち自身もまだ分かりません。
ここまで存亡が危ぶまれる状況から這い上がろうとする一作目の作品なわけですから、
いつも以上に、爪を立て、何がしかの跡を残すんだという本能が働かないはずはありません。
自分たちが、そしてこの作品が、どのように変化を遂げているのか、
少しだけ不安で、ものすごく楽しみ。
それが、今の心境です。


「少しだけ不安で、ものすごく楽しみ。」

これから生きていくうえで、ずっと大切にしたい気持ちと似ています。



『幸せな孤独な薔薇』の公演サイトがオープンしました!
https://qublic.net/20shiawase/

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今月のお題「シアターキューブリック21周年」 [きゅ~め~る今月のお題]

30歳を過ぎ、40歳を過ぎ、知人の誕生日への関心は相変わらずあるものの、
自分の誕生日については、まるで興味がなくなってしまった自分が割りと好きなのですが、
劇団の周年記念に関しても昨年20周年を過ぎて、だんだんどうでもよくなってきました。
別に何十年も何百年も続けていくつもりもないのですが、
例えるなら長距離走の呼吸を身につけたような感覚です。


シアターキューブリックは2月27日で結成から21周年を迎えました。
みなさん、いつもありがとうございます。
演劇というのは、演者も裏方もお客さんも現場に勢揃いして初めて、
作品として成り立つ不思議で奇跡的なエンターテインメントでして、
劇団のメンバーや俳優たちだけでは、作品を創ることはできないんですよね。
逆の言い方をすれば、外部のスタッフさんやお客さんといった、
何かしらのかたちで作品に関わる人たち全員が、メンバーということになります。

その感覚は年々大きくなってきていて、
シアターキューブリックって、他の劇団と比べると、
お客さん一人ひとりのお人柄が投映されているなあと感じることがあります。
武将隊の活動や地元商店街での活動、
それからローカル鉄道演劇や銭湯演劇のように、
お客さんの反応が間近で感じられるスタイルの公演を
劇団活動のなかに織り交ぜてきたからかも知れません。


創作活動を行なう僕たちを応援してくださることにお礼を伝えたいのとともに、
僕たちと一緒に「劇団」という作品をかたちづくってくださっていることに
感謝の気持ちと喜びを感じている結成21年目です。

これから先、劇団が何年続こうと、何年で終わろうと、
今のこの風土は不変であると思いますし、そのようにありたいと思います。
なおかつ、自分たちでも予想のできないような変化を続けていきたいと思います。

旅するように、「今」の積み重ねを、みんなと続けていきたいです。

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