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今月のお題「シアターキューブリック 成人する君へ」 [きゅ~め~る今月のお題]

今月いよいよ劇団結成20周年を迎えるシアターキューブリック。
毎月9日に書いている劇団メルマガのお題ブログ、
今回は成人するシアターキューブリックに向けてのメッセージをば。


生まれてからの2~3年は右も左も分からず、勢いだけで生きていましたね。
そのあとやってくる5年間くらいは、
慣れが芽生えたり、目標が見えなくなったり、闇のなかでもがいた時代でしたね。
歴史作品&ローカル鉄道演劇に初チャレンジした2008年から、
いまのシアターキューブリックのカラーが生まれはじめました。
どちらも「まち」「歴史」という要素が作品に絡んでいた結果、
その後掲げることになる活動テーマ「演劇のチカラでまちを遊園地に!」
というシアターキューブリックの核をかたちづくることになっていきました。

千葉県の銚子を皮切りに、いろんな風景のなかを旅しましたね。
高知、岡山、関ケ原、鹿児島、箱根、岐阜、香川、ひたちなか。
東京の劇場でお芝居を作っているだけでは、
辿りつけなかった貴重な経験、出会い、学び、よろこび。

奇跡のような20年だったと思います。



これから先、どこまで旅はつづくのか、誰も知りません。
間違いなく言えることは、今までの20年間で経験したことは、
宇宙の片すみで起きたほんのちょっぴりのことたち。
まだまだ知らないおもしろいことがいっぱいあるということです。


この先30歳、40歳を迎えるまで活動が続いたとしても、
あなたのなかの「こどものこころ」をぜひ大切にしていてください。
そのこころが、きっと次の出会いへと導いてくれるとおもいます。

そして奇跡的に出会った目の前にいる一人ひとりを大切に。
そのこころが、きっとこれまでの苦難を癒してくれるとおもいます。


2016-09-21 23.55.30.jpg



★今後のスケジュール★

シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇

キャスト
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅

一般前売開始 2月22日(土)10時~



シアターキューブリック結成20周年記念公演第二弾
『葡萄酒いろのミストラル』
作・演出 緑川憲仁
2020年10月21日(水)~25日(日)
恵比寿・エコー劇場

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次回公演のメインビジュアルできました! [劇作家の時間]

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次回公演『幸せな孤独な薔薇』のメインビジュアル解禁です!

ふだんなら、もっと多彩な色の作品ビジュアルが多いのですが、今回は
シアターキューブリックには珍しい「白い」印象のイラストです。
ほのぼのとしたあたたかいイメージの世界を描く
絵本作家のなかむらしんいちろうさんとは15年近くのお付き合いとなりますが、
また新たななかむらさんの一面を見せていただいた気がします。


今回の物語は「自分自身を見つめる刺すほどのクールさ」が重要な気がして、
表紙の人物の表情や、見え方等々、かなり詳細にお話をしながら進めてまいりました。
そして、今作品は劇団初の外部作家の脚本ということで、
劇団としての新しい挑戦という要素も表現できたらいいなと。

作者の田嶋ミラノさんは、僕が劇団を創ろうとしていた20代前半、
陰に陽に僕を支えてくださった大きな人(とても小柄な方でしたが(笑))。
ミラノさんと自分の名前が並んでいることに、内心とってもびびっています!
そして裏面のキャスト欄には西川浩幸さん、首藤健祐さんという、
僕が演劇を志すきっかけになった作品たちに
必ずといっていいほど出演されていた大先輩の名前も……!

きっとシアターキューブリックのルーツが
劇場空間のそこかしこに充満した作品になるのだろうと、そう思います。
どうぞご期待ください。

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シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇

キャスト
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅

一般前売開始 2月22日(土)10時~

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今月のお題「2020年の抱負を漢字一文字で!!」 [きゅ~め~る今月のお題]

あらためまして、今年もよろしくお願いします!
劇団結成から20周年を迎えようとしているシアターキューブリック。
月イチのメルマガも、まあよく続いておりまして、
もう15年くらいになるんでしょうか、毎月お届けしております。
メルマガ配信日の毎月9日には、
劇団メンバーが同じお題について各自のブログを綴るということを、
これまた15年近くやっております。
なかには開き直って更新しない輩も時々おりましたが、
なにとぞお許しくださいませ。。



さて、最近毎年1月はこのお題でございますな。

「今年の抱負を漢字一文字で表す!!」


去年は長らくブログにログインできなかったためこのお題もお休みしてしまい、
2年ぶりの漢字一文字です。


一昨年は「待」でした。
https://tofu-no-kado-new.blog.ss-blog.jp/2018-01-09

今年も一瞬でひらめきましたよ。





【風】

です!


時にはガムシャラに進むことも大事ですが、物事にはきっと「機が熟す」時があって、
そのタイミング(=風)を読むが肝要だなあ、と。
「風をよむ」って、何かの番組でありましたね(笑)

一昨年の「待」に込めた思いと少し似ていますね。
きっと僕も老いてきたのだと思います。
自分の力量を知り、周囲の存在のありがたさを知り、
これまでの物事もそれらの掛け合わせですべて進んできたのだと、
やっと気づくようになったのだと思います。



「風」は自分を支えてくれているみんなの「想い」にも思えてきます。
風も、想いも、どちらも目には見えませんが、
いつも自分のまわりにふわふわとあって、
立ち止まってしまいそうな自分の背中を押してくれます。

ちょうど今年の10月には、そんな「風」がテーマの作品を再び上演します。



僕にとって、やはり「風」は特別な存在なのでしょうね。


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人生いろいろなお正月 [日々雑録]

新年あけましておめでとうございます。
風に舞う雪に、来し方行く末を思うお正月です。

年末年始、皆さんが紡ぐたくさんの言葉を見ていると、
自分とはまったく異なる人生のバリエーションを感じますね。
人生いろいろ。



自分の人生の重さは、毎朝起きて当たり前に感じる体重みたいに、
当たり前の重みとして背負いながら四苦八苦していますが、
皆さんもまた、他人が新鮮に感じるそれぞれの人生のその重さを
日々当たり前のことに感じながら、格闘しているんだなと。



過ぎ去った時間だからこそ、
人は「もしも〇〇していたら」と思うのかもしれませんが、
僕がもしも違う人生を生きていたなら、
いったいどんな2020年の正月だっただろう…?とファンタジーなことを思ってみたり。。
一方、これからに目を向ければ、そこに「もしも〇〇していたら」はありません。
これから先の出来事はこれから自分が選ぶ大事小事の積み重ねの結果なので、
何もかも自分次第。

生きたい人生を生きるには、もっともっと自分の判断のセンスを磨くだけですね。
その判断のセンスを磨くには、周囲で支えてくれている人たちの思いと、時間を大切に。
そしてその蓄積を活かしきれる健康な体を持つことを大切に。




思えば、僕の仕事はそうしたいろいろな人生を疑似体験したい、
という欲求がベースにあるのかも知れません。
そして、劇場という異空間でたくさんの人にいろいろな人生を疑似体験してほしい、と。
「人間として豊かに生きるには…?」を悶々と考えざるを得ない僕の人生(笑)、
それを創作活動、企業活動に“遠慮せず”活かしていきたいと思います。


ということで2020年のテーマは「遠慮しない」に決定!
もしかすると、ちょっぴり図々しい印象に変わるかも知れませんが、
許せる範囲のかぎりでご容赦いただければうれしいです。
社長業も、脚本家も、演出家も、劇団代表も、
緑川憲仁の人生を精一杯楽しく生きてまいりたいと思います。


皆様、ことしもよろしくお願いいたします。

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ありがとう、平成31年&令和1年。 [日々雑録]

大つごもりの夜です。
思えば一つの時代が終わり、新しい時代が始まった年でしたね。
ですが、正直なところ、時代の終わりや始まりといったニュース的な出来事よりも、
なんてことないふつうの毎日を送れることが素敵なことなんだということを、
今までよりも強く感じた一年となりました。
仲間やお世話になった方々のなかには、とても大変な出来事に向き合う人もいました。
そうした人たちに、自分が出来ることなんてそもそも無いんですが、
それでも、何かしら力になれることはないだろうか…
と考える時間が多かったように思います。


今年は、劇団も会社も準備に勤しんだ一年でした。
どちらも「2020」とかオリンピックイヤーを意識したことではないのですが、
2000年に旗揚げしたシアターキューブリックは来年が結成20周年、
2年前に社長に就任した会社Nextも、いよいよ大きな変革に挑もうとしています。
どちらも、まだリリースできないことがたくさんあって、
具体的に何を指すのかまではお伝えできないのが歯がゆいかぎりですが、
「魂は細部に宿る」ことを信じ、そして再確認する作業の繰り返しだったように感じます。
来年はそれらプロジェクトの実行段階となり、相当慌ただしい一年になりそうですが、
細部に宿すことをくれぐれも見失わず、
不器用なこの生き方を貫いてまいりたいと思います。


今年も一年どうもありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。


緑川憲仁

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今月のお題『サンタさんにお願い!』 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日はシアターキューブリックのメルマガ配信日。
この日は劇団員みんなが同じお題についてブログ記事を書きますよ!
今月のお題は「サンタさんにお願い!」。だと!??  なんだ、このお題!
ホント、クリスマスネタは勘弁してほしい。。


こんな僕でも、これまでクリスマス作品を何本か作ってきましたが、
いずれもアンチクリスマス(クリスマスに無縁)の主人公しか登場しません。
というくらいに、きっと僕の中にクリスマスの要素が無いのでしょう。
そういえば昨年の『十二階のカムパネルラ』もクリスマス公演でしたが、
書いた後の感触としては、それほどクリスマスを感じていません(苦笑)。
なんだか、イヤな感じのオッサンですね。
それでいてファンタジー作品の舞台を作るっていうんですからね。

それでも、サンタに何かお願いをしなくてはならないんですが、
ぶっちゃけ、サンタさんとの距離感も全く分からないので、
何をお願いしていいのか、したほうがいいのか、するべきなのか、
もうそこから問題なんですよ。めんどくさいオッサンだなあ!

だんだん自分がイヤになってきましたwww
そう、クリスマスはなんだか自分がイヤになるのですよ。
クリスマスだって、クリスマスじゃない日だって、
世界の平和を願っているし、優しい気持ちの人間でいたい。
クリスマスの日、特別サンタさんに何か、というのが思いつかないのです。


けど、どうしても何かをお願いしていいのなら。(←へんな言いまわし)


「サンタさん、いつもと変わらぬ日常をください。」



絶望的じゃない程度の、そこそこ悩みが多い日常を。
その日常に、夢があふれ、優しい気持ちを通わせ合えるよう
日々努力をするのは僕たちですから、それは要りません。
ふつうの日が続くこと。これが何よりも欲しいものです。
と、書いていながら、その日常はありがたいことに続いています。
だから、これ以上のものを望む気が起きません。はい、悪循環。
クリスマスは、僕に何やらとても難しい課題を突きつけているようです。
いつか次に書くクリスマス作品は、いったいどんな物語なんだろうか。

シアターキューブリックのストーリーを地で行くような、
ヘンな文章を生み落としてしまいました。。


小さなころ、ぼくは「何をください」と枕元にくつしたを置いていたのかなあ。

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メイクアップ、メイクダウン。 [劇作家の時間]

芸能活動を始めたころの10代、作品づくりを始めたころの20代、
多くの人と同じように僕は「メイクアップ」の願望を持っていました。
飽くまでも、こころのメイクアップの話です。
自分がかくありたいと憧れる人物像を心に留めながら役を演じ、
日常の時間とは離れた非日常をお客さんに楽しんでもらうには、
派手で華やかな演出を…と、人物や空間を「メイクアップ」する考え方。

劇団を立て、自身の作品づくりを始めるようになって数年経った頃、
自分にとっての「メイクアップ」思考の目的が何なのかが分かってきました。
自分はなぜファンタジーの仕掛けを盛り込むのか、なぜ賑やかな演出を好むのか。
それは、物語に登場する人間だれもが持つ「非社交的」で「内なるもの」を
効果的に浮き立たせるための、ある種のバランス維持が目的なんだと。


一般的に、派手な演出が施されたファンタジー作品には、
必要以上にリアルで繊細な心理描写がされている人物はあまり登場しません。
ストーリーを楽しむには逆に足かせになってしまうからでしょうか。
ですが、シアターキューブリックのファンタジーの場合、
ファンタジーを選択している理由自体が「人の内なるものを見せるため」なので、
結果、あまり他では見ないテイストの作品になるのかも知れません。

劇団メンバーや出演する俳優に求めることも、
当然ながら「人が隠す感情」の部分へと行き着きます。

つまり「メイクダウン」の方向性。



人には見せない、見せたくない人間性。
外見やせりふ回しをそのようにすればよい、という表面的なことではなく、
俳優が自分自身の「内なるもの」に向き合わねば、けっして出てこない表現。
あるいは、それは「表現」という範疇を超えて、「表現しない演技」になるのかも知れません。

30代、40代とさまざまな時間を生きてきて、
僕自身にも「(自覚し得る)内なるもの」が増えてきました。
自然と同年代の俳優にはそれを求めるようになるのですが、
(無自覚的に)「メイクダウン」を嫌う俳優がいることも事実です。
「そんなみっともない自分をお客さんに見せたくない」という感情。
きっと「みっともない=魅力的じゃない」という気持ちなのでしょう。
厄介なのは、そうした気持ちを無自覚的に持っている場合、
その人自身は「自分はどんな役でもやります!」と思っているということ。

演出家として、今後僕の課題になることは、
無自覚的にメイクダウンを拒絶しているようなタイプの俳優に対して、
人間だれもが持つみっともない部分も含め、
いかに人間が魅力的かということを共有する言語を持てるかどうか。


劇団結成20周年記念公演の2作品に向けて具体的な準備を進めるかたわら、
作家として、こうした自分の核を再確認する時間も大切と感じたりしながら、
田嶋ミラノさんが遺してくれた『幸せな孤独な薔薇』の脚本を読んでいます。

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シアターキューブリックの公演予定
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇

キャスト
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅


『葡萄酒いろのミストラル』
作・演出 緑川憲仁
2020年10月21日(水)~25日(日)
恵比寿・エコー劇場

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今月のお題『笑店街でショー!の楽しみ方!』 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日はシアターキューブリックのメルマガ配信日。
この日は劇団員みんなが同じお題についてブログ記事を書きますよ!
(ブログが復活して久々の参加です!すみません……!!!)

今月はきょう明日と開催される
墨田区キラキラ橘商店街とシアターキューブリックがタッグを組んだお祭り
「キラキラ橘★笑店街でショー!」の楽しみ方!!
もしかしたら、昔も同じようなオススメをしたかも知れませんが、
賑わっている商店街のいいとこは、音(または声)と匂いですよ~。
お客さんとお店の人が交わすざっくばらんな会話。子供たちの歓声。
店の軒先に並ぶおいしそうなお惣菜の匂い。
そしてこの季節ならではの街全体の匂い。
懐かしくてね、あったかいんです。
令和になりましたけど、昭和の懐かしさが残ってるんです。


もちろん商店街とキューブリックが企画した多くの出し物も
見逃せないものばかりですけど、それらは飽くまでも絶妙なスパイス。
商店街の主役はやっぱり、お店とそこにいる人たち、つまり皆さん!
同じ時間帯に異なる場所でいろんなことをやっていますが、
ゆる~く予定を組んで、ぜひ下町商店街の雰囲気をゆったりと堪能してくださいね!
お待ちしております~~!!

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意見と感想 [社長の時間]

20代に劇団を立て、最近では会社を預かる立場になり、
いろいろなプロジェクトを常に抱えてきた僕ですが、
それらを仲間と共有し、前に進めていこうという場で時々出てくる「感想」。
これが登場すると、いつも言葉を失ってしまう癖があり、良くありません。
心のなかで「で、なに……?」と思うのですが、
それを口に出すと場がイヤな感じになりますし、
しばらく、目的を踏まえた建設的反対意見の言葉を待っても、
だいたいの場合、そこへ続いてゆくことはあまりありません。



発案をしたことがある人なら、きっとそうだと思うのですが、僕の場合は
自分の案に対して拍手喝采や手放しの賛同が必ずしも嬉しいわけでもありません。
むしろ自分が気づかない問題点を見つけてくれるほうが有難く思います。

ただ、問題点を感じるがゆえに、はやばやと案そのものを否定する思考に走るのは、
とても勿体ないことだと思います。出された案も、それを見て感じた問題点も。
感想は外部の人に任せておけばよいことです。
せっかく感じた問題点、その課題を解決する方法を考えて、
どうすれば、自分の前に提示されたプランが磨かれてゆくかの意見を出し合う、
それが目的集団に属する人の「ONE TEAM」の意識だと思っています。
突然、流行りの言葉を使ってみました(笑)


自分の脳内で目的や意図に対する理解が曖昧なとき、
意見のつもりが一介の「感想」になってしまうのだと思います。
相手の話を聴くときに、相手の意図「なぜそのように思ったのか」を
想像できる自分でいられるよう、常にアンテナを立てていたいと思います。

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品物を売っているんじゃない、情を売っているんだ。 [社長の時間]

ネビュラエクストラサポートというウチの会社は、数多の公演チラシを束にして
主催団体が公演を行なう劇場へ、チラシ束を納める仕事をしています。
さらに新国立劇場やステージアラウンド東京などで行われる一部の公演では、
ロビーでのチラシ束配布までを担当するケースも出てきました。


劇場で直接お客さんに接する機会は、
僕らにとってはとても貴重な学習の時間でもあります。
会社の事業でも、社員それぞれの担当業務でも、
「専業化」というのは合理的で効率化を促進できるものです。
ただ、気をつけていないと、気づかぬうちに視野を狭めてしまう場合もあります。
合理的というのは、得てして非合理的なものだったりもしますね。
演劇が好きで、演劇のチラシの仕事に関わりたいと思っていたとしても、
数百種類の公演チラシに囲まれているだけの日々を送っていたら、
もしかすると、いつしか大好きなはずの演劇のチラシが、
ただの紙っぺらに思えてきてしまうかも知れません。
また、演劇のチラシのことを、フツーに演劇のチラシとだけ捉えていたら、
そこに創作はありません。
演劇を愛する人間なら、そこにひと手間加えたいと思うものです。


演劇のチラシは、その公演に関わる表現者たちの「情熱」なんですよね。
僕らはその情熱を摺りこんだチラシをお預かりして、お客さんに届ける仕事です。
であれば、ロビーで手渡すものは、チラシ束ではなく、「情熱」なはずです。
二次元の紙にひと手間加えて、表現者たち、そして僕らの気持ちを吹き込んで、
その気持ちをお客さんに届けることができて初めて、
チラシは本来の意味を持ち、僕らの仕事の意味もあるのだと思います。

ロビーでの配布業務は、多くのお客さんの反応や言葉や表情を見て聞くことができます。
すると、会社で見慣れているはずのチラシ束の本来の役割を思わずにはいられなくなります。




「俺たちは品物を売っているんじゃない、情を売っているんだ。」

僕が7年前に書いた脚本に登場した、ある商店街の店主の台詞です。
“品物を買うだけなら、通販でもスーパーでも買える。
けど、俺たちは品物を買ってもらうだけじゃなくて、情を交わしている。
そこに商店街の価値がある。” といったような場面の台詞です。
なんだかふと、そんな自分が書いた言葉を思い出しました。


これからも、自分たちの仕事の本質と向き合うことができる、
学びの機会をもっともっと増やしていきたいと思います。



10月27日に千穐楽を迎えた『ウエスト・サイド・ストーリー』。
豊洲のステージアラウンド東京のロビー。
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