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『キラキラ橘商店街 SHOW店街でショー!』閉幕しました! [劇作家の時間]

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11月11・12日の2日間にわたってキラキラ橘商店街にて行なわれた、
シアターキューブリックプロデュース『キラキラ橘商店街 SHOW店街でショー!』は、
お天気にも恵まれて、びっくりするほどの大盛況で幕を下ろすことができました。
ご来場くださったみなさん、ありがとうございました!楽しんでいただけましたか!?
僕らみたいな若手劇団が地元自慢の商店街とコラボさせてもらえる幸せはもちろんですが、
その商店街の皆さんや、元気なちびっ子たちの幸せそうな顔をたくさん見ることができて、
何よりもそれが一番の幸せでした。

ふつうの劇場での公演も劇団のメンバーの努力だけで成り立つものではなくて、
多くのスタッフさんや協力してくださる皆さんの労力と知恵をお借りしていますが、
さすがに、ひとつの街を盛り上げるお祭りともなれば、その規模や人数もすごいです。
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墨田区役所や観光協会さんをはじめ、商店街と繋がりの深い大学ゼミの皆さん、
地元の高校、中学校の皆さん、ゆるキャラの皆さん、ミュージシャンの皆さん、
サンバチームの皆さん、お笑いタレントのみなさん、そして商店街の各店主さん、
そしてそして、それらの皆さんを束ねる商店街の事務局長さん。
誰一人欠けても実現できなかった今回のイベント、まさにお芝居と同じです!

6年間継続している帰ってきたキューピッドガールズの活動が基盤となって、
この街とエンターテインメントの親和性が強まってきていることも肌で感じました。
「演劇のチカラで街を遊園地に!」という壮大な夢。着々と進んでいると思います。

劇団なんていうものは本来自己主張の強い人間の集まりなんですが、
街全体を劇場にして、自分たちがやりたいことをしたい放題やれればいい、
なんてことはこれっぽっちも思っていなくて、
どこまでも商店街が主役、お店が主役、この街に訪れる人たちが主役。
今回僕たちがプロデュースしたイベントは、飽くまでも人と人を繋げる接着剤、
あるいは本来の味の魅力を引き立てる調味料のようなものです。
これからも、僕らの仕事である演劇を活用して、
僕らが守りたいと思っている大切な場所の魅力を広めていきたいと思います!
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そして、大変個人的な心境で恐縮ですが、
この街に住んでいてよかったなあと思う瞬間がいっぱいあった2日間でした。

(写真:山村厳さん撮影)
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『寺島浴場の怪人』閉幕。 [劇作家の時間]

「演劇のチカラで街を遊園地に!」というスローガンのもと、
劇団の地元墨田区の銭湯「寺島浴場」を劇場にした銭湯演劇、
『寺島浴場の怪人』は10/11無事千穐楽の幕を下ろすことができました。
主催の隅田川 森羅万象 墨に夢 実行委員会様、
共催の墨田区様および墨田区文化振興財団の皆様、
ご後援くださった墨田区観光協会、墨田区浴場組合、アサヒグループホールディングスの皆様、
会場をご提供くださった寺島浴場様、
音楽を監修してくださった藤井いちろう様、
いつもチカラを貸してくださっているスタッフの皆様、地元墨田区の皆様、
出演してくれたキャストのみんな、劇団メンバーのみんな、
そしてご来場くださった多くの皆様、遠くからご声援くださった多くの皆様、
本当にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。
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全ステージのチケットが完売となり、
ご覧になりたいと思ってくださった皆様にご覧いただくことが叶わず、
作り手としてはとても切なく、そして主催としてとても申し訳なく思っております。
お芝居は、その時一度しかないもの。終われば、絶対に生で観ることができません。
ですから、観たいと思ってくれた方々全員に観ていただかなければならない、
僕は劇団の旗揚げの時からそう思ってきました。
その覚悟を遂行することができなかった悔しさはとても強く今も感じています。
それは今後の劇団活動に必ず活かしていきたいと思っています。


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この公演は2010年、劇団がホームグラウンドを墨田区に移しての第一弾として、
地元墨田区曳舟の銭湯「曳舟湯」さんを舞台に上演した作品のリメイク公演でした。
しかし、新しい会場、ほぼ新しいキャストで上演するとなったら、焼き直しになるはずもなく、
日々新しい発見が連続する、シアターキューブリックの新しい作品となりました。
劇団員のキャストが3名だけ、銭湯演劇経験者は2名だけ、という心細さがありましたが、
却ってそのことで、一つひとつのプロセスを確認しながら進むことができた気がします。
そして集まってくれたキャストのみんなも、まるで「あて書き」で書かれた役みたいに、
それぞれのキャラクターを自分のものにしてくれました、それはもう驚くくらいに。
制作サイドは出演していない劇団メンバーが、
そしてふだんからシアターキューブリックを応援してくれているみんなが支えてくれました。
たとえキャストに入っている劇団メンバーが少なくとも、
これまで作品づくりで大切にしてきたことに向き合い、公演全体でチームプレーを貫徹すれば、
いつも通りのシアターキューブリックの公演になるということが分かりました。



そして今回、胸が震えるような奇跡がありました。

7年前に上演した銭湯「曳舟湯」は、実はその後廃業となり、立派な母屋も解体、
周辺は当時の面影が残らないほどに再開発されました。
現在、そのエリアに1010(いちまる)カフェというカフェがありまして。
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実はこのカフェ、曳舟湯のご家族の皆さんが経営されているお店なんです。
そして今回の公演中打ち上げをそのカフェで行なうことができたんです。
もちろんお料理は、曳舟湯のご主人&奥さん自慢の品々。

建物がなくなってしまった5年前は、大変大変淋しい思いをしたものですが、
建物がなくなってもなお、こうして絆が結ばれていることをあらためて思い知り、
生きていてよかった、演劇を続けていてよかった、
地元の皆さんと一つの作品を創ることができてよかった、心からそう思いました。
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『寺島浴場の怪人』は終わりましたが、寺島浴場は墨田区に在り続けます。
下町情緒全開の街、東向島にあります。
この街には、不思議と、みなさんが懐かしいと感じる風景がそこかしこにあります。
ぜひ心とカラダをあたために、墨田区、そして寺島浴場へお出かけください。
シアターキューブリックはこれからも「演劇のチカラで街を遊園地に!」のテーマで
時に迷ったり、立ち止まったりしながら、道なき未知を進んでまいります。
『寺島浴場の怪人』は間違いなく、そんな僕たちの一里塚になりました。
本当にありがとうございました。
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『寺島浴場の怪人』開幕します! [劇作家の時間]

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先々週から始まった『寺島浴場の怪人』の稽古期間は、あっという間に終わりました。
7年前に書きおろした脚本のリメイク作品とはいえ、会場は違う銭湯ですので、
かなり書き変えた部分も多く、前回公演の経験者も僅か2人なので、
ほぼ新作と言っても過言ではない感触の稽古場でした。
それでありながら、やはり再演のメリットも確実にあって、
僕自身ですら初演で発見できなかった多くの解釈が眠っている作品でした。
最終稽古となった今日もまた新たな発見があり、
脚本のなかに登場する人物たちは、架空とはいえ、れっきとした人格があり、
それぞれにいろいろな葛藤を秘めているのだなあということを感じました。


今回初めてご一緒する小名木美里さん、蜂谷佳純さん、塚野あゆみさん、
まるでこの人たちに演じてもらうために「あて書き」したのではないかと思われるくらい、
キャラクターばっちり、三者三様の個性が満開です。

そしてシアターキューブリック常連の客演、工藤理穂とささきくみこさん。
『誰ガタメノ剣』『長宗我部珈琲店』『宇宙をskipする時間』
『てのひらに眠るプラネタリウム』『七人みさき』に出演してくれた工藤理穂は、
緑川が紡ぐ、けっしてストレートではない、難解な言葉を繰り出す人物が多数出てくる物語を、
主演俳優として、静かに、深く、掘り下げてくれています。

『宇宙をskipする時間』『七人みさき』、そしてローカル鉄道演劇の
『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン』に出演してくれた、ささきくみこさん。
毎度、空間全体を巻き込む軽妙なリズムで、お芝居の軸を作ってくれています。

片山耀将、千田剛士、榎本悟のシアターキューブリック男優陣は、
僕が描く作品世界の根底に常にべったりとこびりついている「男のカッコ悪さ」を
今回もリアルに表現してくれています。(あるいは彼らそのまんまなのかも知れませんが(笑))。

シアターキューブリックは、時代劇や鉄道演劇も含めて、
大人が楽しめる「ファンタジー」の物語を作り続けてきました。
そんな僕たちが下町の銭湯で紡ぎ出す音楽劇。
銭湯というザ・日常空間で、この日だけの非日常を心ゆくまで楽しんでほしいと思います。


そして、ステージによっては観劇の前に東向島のまちあるきを行なう回があります。
ただ単純に、会場周辺のまちをご案内するのではなくて、
お芝居で繰り広げられる世界を、みなさんの足で歩いて探検して、
お客さんの体全部でお芝居の世界を堪能してほしい、という時間です。
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寺島浴場周辺は、かつては「寺島町」「玉ノ井」と呼ばれた地域で、
戦前は歓楽街として賑わった歴史があり、
街のあちこちにこの地域が歩んできた歴史の痕跡が残っています。
この街の匂いを感じてから観る『寺島浴場の怪人』は、
おそらく皆さんの細胞の、より深いところに何かを訴えかけるに違いありません。

そして、お芝居が終わった30分後には寺島浴場がオープン。
下町のお風呂に浸かって、心も体もリフレッシュして、
まるまる一日、下町情緒の魅力を楽しんでほしいと思います!

いよいよ9月30日。7年ぶりの銭湯演劇『寺島浴場の怪人』開幕です!!
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次回は下町の銭湯を劇場にした音楽劇! [劇作家の時間]

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お待たせしました!シアターキューブリック、次の挑戦は7年ぶりの銭湯演劇です!
僕たちがホームグラウンドにしている東京の墨田区は、
東京スカイツリーで注目を集める下町エリア。
その下町の文化で欠かせない要素のひとつが、この「銭湯」という空間。
劇団のホームを墨田区に移した2010年、
僕たちはその挑戦の一歩目として選んだ公演が
今はもう無い「曳舟湯」という、築70年を越える銭湯での作品づくりでした。
その後、劇場公演での傍ら、関ケ原での武将隊プロデュース、
箱根芦ノ湖の遊覧船での演劇、
岐阜、香川、茨城でのローカル鉄道演劇、
そして地元墨田区の商店街と連携した演劇と地域の長期的コラボ、
と、演劇の新しい可能性を探る冒険が続くことになりました。
その初心に戻るような、7年ぶり2度目の銭湯演劇。
なんだか旗揚げ公演を再演するような、そんな気分でもあります。
そして今回、主演は『誰ガタメノ剣』、『宇宙をskipする時間』、『七人みさき』など、
シアターキューブリックの代表的な作品には
必ずと言っていいほど参加してくれている工藤理穂が務めます。
彼女の魅力を活かしきる自信大!

きっと新しい発見が連続する稽古、公演の毎日になるのだと思います。
銭湯ならではのバイブレーションが交錯するシアターキューブリックの音楽劇。
どうぞご期待ください!!

公演情報の詳細は劇団ホームページをご覧ください!

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THE PAGEさんに取り上げていただきました。 [劇作家の時間]

インターネットのニュースサイト「THE PAGE」さんに、
演劇と地域を繋ぐシアターキューブリックの活動を取り上げていただきました。

記事はこちらです! (外部リンクに飛びます)

相変わらず何が正解なのかも分からないまま、
手探りで演劇の可能性を追究している僕たちですが、
こうして客観的な目線で取り上げていただいた記事を拝見すると、
初心や俯瞰の視点が戻ってきます。
作品づくりだけに没頭できれば幸せかも知れないけれど、
そこだけに集中していても、世の中と交われない。
地域が盛り上がっていくことを目指した活動を通して出会った、
全国の皆さんの言葉や顔を思い出しながら、
僕たちはこれからも、手探りに次ぐ手探りの表現活動を続けてまいります!
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演劇のチカラですみだの街を遊園地に! [劇作家の時間]

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先日6/3(土)、地元のすみだリバーサイドホールにて
墨田区主催のすみだ地域学セミナーという講座の講師をしてまいりました。
地元からお声をいただき、地元の皆さんに向けて、
演劇を活用した地元地域活性化をお話できる機会をいただき、大変光栄でした。
会場は満員で200名以上の方にお集まりいただきました。
お忙しいなかご来場くださった皆さん、事務局スタッフの皆さん、
どうもありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

講座では墨田区出身&墨田区育ちの演劇人である緑川が、
どのような経緯で演劇を活用した地域振興の活動をするようになったのか、
シアターキューブリックの劇団の歩みを中心にしながらお話をしました。
劇場公演を専らとしていた旗揚げ以降の活動初期も、
「演劇の魅力を広めたい」という気持ちを強く持って作品を作っていましたし、
作品ごと、題材となったものや場所の魅力を広めたいという気持ちも強くありました。
そうした活動のなかでたまたま「場所」という要素が、
お客さんが「わざわざ足を運んで観に行く」演劇の特性と、
切っても切れない関係であることに気づき、
2008年以降のローカル鉄道演劇や関ケ原での観光おもてなし武将隊、
地元墨田区での帰ってきたキューピッドガールズの活動へと展開していったわけです。
その間の僕たちの思考、葛藤、失敗、発見をお話しました。
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講座の一部ではシアターキューブリックの俳優陣が登場、
まさに「実演」で、演劇を使った街づくりを披露してもらいました!

この日の講座ではこれといった結論はありませんでした。
「街を遊園地に!」というのは観光地化を目指すわけではなく、
地元の人が自分たちの街を楽しむ、そんな空間を創ること。
これは前人未踏の世界でありまして、
現時点で「これをすれば必ずこうなる!」と断言できることは何もなく、
そういった社会を目指して、今こういうことをやっています、
という途中報告だと思って聴いていただきました。

東京スカイツリー開業を機に街の再開発が進んでいる墨田区ですが、
演劇を活用した独自のアプローチで、
新しいもの、昔から大切にしているもの、両方の魅力を発信して、
もちろん演劇ファンの裾野も広げていきたいと思います!
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会場の写真撮影:山村厳さん
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地元すみだで、まちづくり語ります。 [劇作家の時間]

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緑川憲仁が「演劇を使ったまちづくり」についてお話する機会をいただきました!
シアターキューブリックの活動では劇場公演のほか、
ローカル鉄道や箱根海賊船、下町の銭湯や商店街、
いろんな場所を劇場にして演劇作品を上演してきました。
劇団女優陣で構成するアラサーアイドル「帰ってきたキューピッドガールズ」は、
地元の商店街を舞台に独特な活動を続けて、テレビや新聞にも取り上げていただいています。
演劇を単なる芸術作品としてだけではなく、社会インフラのアイテムとして表現することで、
個性的なまちづくりの一要素になるのではないか、という気づきから始まった活動です。
そんな地元での活動を評価していただけたのでしょうか、
この度、あまり人前に出ない緑川が「演劇を使ったまちづくり」を語ることになりました。


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墨田区主催 すみだ地域学セミナー
「演劇のチカラですみだの街を遊園地に!」

開催日時
6/3(土)14:00~15:30(開場は13:30)
会場
すみだリバーサイドホール イベントホール

講師 緑川憲仁
料金 500円(墨田区在住or在勤の方は割引あり)
※このセミナーは5回シリーズとなっていて、
今回の料金で全5回のセミナーを受講することができます。
詳しくはすみだ学習ガーデンのホームページをご覧ください。

★応募締切 5月8日(月)★

お申込み方法
すみだ学習ガーデンホームページ申込フォームより
http://www.sumida-gg.or.jp/
※定員200名で応募多数の場合は抽選になります。
抽選結果は5/17(水)までにお知らせします。

アクセス
すみだリバーサイドホール イベントホール
墨田区吾妻橋1-23-20
東武線・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩5分

お問い合わせ
すみだ学習ガーデン地域学セミナー担当
TEL 03-5247-2009
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自身で発信することが大苦手であるがゆえに
作品を通してメッセージを発信しているわけですが、
そんな人間が、作品を通さずに自身の活動を語る稀有なセミナーです(>_<)
ふだんの劇団作品には顕れない何かしらが出てくるのかも知れません。
皆様のご来場をお待ちしております!

なお、他の4回のセミナーもかなり気になるラインナップですよ~。
第1回 5/27(土) 「両国・回向院と相撲」
第3回 6/10(土) 「戦後のすみだを振り返る」
第4回 6/17(土) 「浮世絵と川柳に見る江戸名所~すみだを中心に~」
第5回 6/24(土) 「墨田区境逍遥 境界には理由がある」

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新曲を出します!! [劇作家の時間]

すみだの街と商店街を盛り上げるアラサーアイドルグループ、
帰ってきたキューピッドガールズが5年ぶりに新曲リリースします!
5年ぶりっていうところが我ながら笑ってしまいますね。
2012年春にリリースしたデビューシングル『Sky Girls』、
僕としてはこの曲で華々しいデビューを飾って、
その後も年2~3本の新曲を作っていくつもりで、
タイトルだけはいっぱいストックしていたのですが、
気付いたら2枚目シングルを出せないまま5年が経っていました(>_<)
その間に、帰ってきたキューピッドガールズのメンバーも順調に年を重ね、
アラサーアイドルと言っていたのが、もうじきアラフォーアイドルになりそうな……。
「足のむくみが取れなくなったら解散!」と決めているのですが、
幸い、まだそこまでには至っておらず、晴れて新曲リリースとなりました!

曲名は『食べ歩きforever』!!
彼女たちはずっと食べるんですね(笑)
街を、そして商店街を盛り上げるアイドルグループですから、
このグループの本分がまさにテーマになっています。
お披露目は来月5月5日のキラキラ橘商店街のおまつり、わいわいウィークにて!
曲に関して詳しいことは今は言えませんが(言いたいっ!)、
手前味噌ながら、これはテンション上がりますよ~!
帰ってきたキューピッドガールズの雰囲気を真正面から捉えている曲だと思います!
ぜひ楽しみにしていてくださいね!!
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新しい曳舟 [劇作家の時間]

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今日からいよいよ4月。僕の地元、墨田区の曳舟が大きく変わっています。
すでに数年前から東武線と京成線に挟まれたエリアは、
大きなイトーヨカドーをはじめ再開発が進んでいましたが、
古ぼけていた東武線の曳舟駅がとてもキレイになりました。
これまでのコンクリートでゴツイ雰囲気もけっこう好きだったので、
ちょっと淋しい感じもあります。
個人的な思いはさておき、曳舟は新しくなりました。
駅のすぐ目の前には曳舟病院という駅直結の病院ができました。
駅改札から曳舟川通り口へ抜けるコンコースには、
TULLY’sやVie de Franceなどおなじみのチェーンが並ぶモールが間もなくオープン。

曳舟って、昔からわりと鉄道の要だったのですが、
知名度も低く、注目度も低く、そして開発もされず、
でも利便性が高い、というギャップがお気に入りでした。
ですが、いよいよ地域の要衝に相応しい再開発が進んできて、
お気に入りだったギャップがなくなってきてしまいました。
また新しいお気に入りポイントを見つけていくとしましょう。
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▲駅コンコースの新しい柱には、今月21日デビューする特急のポスター。

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▲駅改札には窓口専用のレーンも設置されました。
改札近くにいた金魚はまだ戻ってきていません。

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▲まだ模様替えされていない柱が残っています。
東照宮陽明門の逆さ柱のように、一本だけこのままだったらおもしろい。


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再開発が進む駅東口に比べ、駅西口は相変わらずの駅裏感です。
コカコーラの看板は僕が生まれた頃からあります。
街の様子がどんなにキレイに変わっていっても、
子供やお年寄りが安心して歩ける街だといいなと思います。


最後に、新しいお気に入りポイント、「誰も見ない駅看板」。
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新しい病院のビルが駅スレスレに建ってしまったため、
曳舟駅東口の看板は、何の役割も果たさず
今も静かに存在しています。
曳舟にお越しの際はぜひ探してみてください。

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シアターキューブリック結成17周年イベント開催しました! [劇作家の時間]

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先月2月27日で劇団結成17周年を迎えたシアターキューブリックが、
皆様の日頃からのご声援に感謝する気持ちを込め、
「キラキラ橘番外地2」と銘打った記念イベントを開催しました。
劇団の地元、墨田区キラキラ橘商店街のキラキラ会館にて
朝10時にオープン、クローズ時刻の16時までの6時間にわたり、
たくさんの皆さんにご来場いただきました。
どうもありがとうございました!

当然のことながら、僕たちは劇団なわけですが、
このイベントでは、あえて「演劇作品」を観てもらうのではなく、
劇団員それぞれが持つ「芝居ごころ」を総動員して、
各々がプロデュースするブースにてオリジナルのおもてなしをする、というもの。
緑川のブースでは、「緑川戯曲工房」というお店を出しました。
お客さんと1対1でお話をして、僕が伺ったそのお話からイメージした文章を、
その場で綴ってプレゼントするお店。
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おととし開催した1回目のキラキラ橘番外地では、
お客さんの要望をもとに短編の脚本を書く、ということやったのですが、
作品づくりに没頭できる空間で何日も寝かせて、
練って練って書き上げるスタイルの僕にとってはあまりにも地獄過ぎて(笑)、
しかも一本あたりに割いた時間が2時間くらいで、3本しか書けず、
そのため、せっかく皆さんとお話できる機会なのに、ほとんどお話ができず、
そんな反省から、今回は「脚本」→「文章」にしてみました。
おかげで今回はたくさんの皆さんとお話することができました。
ふだんお会いしているみなさんからいろんな言葉を伺うことができたり、
いろんな表情を見ることができて、とてもとてもしあわせでした。


僕は僕で、そんな感じでほほぼフル稼働だったので、
キューブリックのみんながどんな感じだったのか、ちゃんとは見られなかったのですが、
谷口礼子は自身が「じゃこ」と呼ばれていることから、
あだ名と「ジュークボックス」をかけて「Jako Box」という
曲のリクエストで歌をサービスするヒト型の機械を演じました。
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「あずさ2号」が何度もリクエストされていたようで、
時にはお客さんとのデュエットもあったりで、ちょっとしたスナック状態でした(笑)。


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奥山静香は「京島の母」として、占いとフェイスマッサージをしていました。
なんか、本職にできそうなガチの雰囲気でしたね。
衣裳製作の技能を活かして、オリジナルの布小物も並べたり。
僕もカメラケースを作ってもらったのですが、なかなか使いやすいんですよ、これが。


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伊藤十楽成はおなじみプロ野球のグッズショップみたいなブース。
手作りの冊子を並べていて、内容は野球だったり、野球じゃなかったりで、
まあ、彼の趣味の世界を表現していたのでしょうか。


榎本悟は店頭に置いてあるガチャガチャと連携しての出し物、
市場法子は「ジョイフル市場」という名前の、温泉場にあったら面白そうなゲーセン、
敷名めぐみのブースはなんと、「敷名めぐみが食べ物を食べる(食レポあり)」!!
つまり、動物園のどうぶつ状態で、
むしゃむしゃ食べている敷名めぐみの様子をだらだら晒していたようです!すげえ!
片山耀将は、軍曹に扮して射撃。時々、みんなのブースを荒らしていました(笑)
仕事で不在だった千田剛士は、小道具チーフとしてこれまで製作した舞台小道具の展示、
おなじく仕事で不在の河野結は、本屋企画だったのですが、
肝心の本がイベントの終わり頃に到着して、僕はちょっと全貌が分かっておりませんー!
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シアターキューブリックの客演としておなじみの矢野あずささんと樹(みき)さんの
アクセサリーユニット凸凹堂さんもやってきました!
思わず食べてしまいたくなるようなおいしそうなアクセサリーがいっぱいでした。
帰ってきたキューピッドガールズのゲストでおなじみの獣兵衛くんも、
他所でのイベント参加の前に駆けつけてくれました、ありがとう!!
それから、僕も含めキューブリックメンバーも手相を見てもらっている、
お着物姿が素敵過ぎる島田鋭子さんも特別参加。
「なんで、そんなことまで分かってしまうの!?」というくらい、
たくさんのことを見透かし(笑)、そこから見えてくるこれからのことを
とても分かりやすく話してくださいます。
昨日もたくさんの方が手を見てもらっていたようでした。
なかなか手相を見てもらえる機会なんてありませんしね。
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そして!イベントの途中、キラキラ会館前で帰ってきたキューピッドガールズのステージ。
久々合流の敷名めぐみがコートを忘れるという、毎度ながらのトラブル等もありましたが、
彼女たちならではの、かしましい雰囲気全開の楽しいステージになりました!


あらためて、シアターキューブリックという劇団は、
「お客さんとメンバーがふれあい、参加してもらって楽しむ」場所なんだなあと。
劇団の世界観は、従来、発表する作品のなかで発信していくもので、
もともとは僕たちもそうでしたが、共有してゆく方法としては、
それだけじゃないんだということを、日々発見しながら歩みを進めています。
「ふれあい」や「ぬくもり」を大事にしてきた日本の昔ながらの商店街をホームグラウンドに、
21世紀の今、あえて古いと思われているアナログの交流に焦点を定め、
演劇のチカラを活用して、心あたたまる人生をみんなが送れるような世界を、
これからも追い求めていきたいです。
劇作家の立場としては、新たな作品のなかで、あらためて僕らの世界観を発信して、
より、リアルタイムの僕たちを僕たち自身が確認しながら、
たくさんのみなさんと一緒に、空間と時間を楽しんでいきたいと思います。

17年目も試行錯誤を恐れず怠らず、僕たちは道なき未知を進んでまいります!
あらためて、みなさまのご声援に感謝です!!
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撮影:山村厳さん(いつもありがとうございます!)

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