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演劇のチカラですみだの街を遊園地に! [劇作家の時間]

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先日6/3(土)、地元のすみだリバーサイドホールにて
墨田区主催のすみだ地域学セミナーという講座の講師をしてまいりました。
地元からお声をいただき、地元の皆さんに向けて、
演劇を活用した地元地域活性化をお話できる機会をいただき、大変光栄でした。
会場は満員で200名以上の方にお集まりいただきました。
お忙しいなかご来場くださった皆さん、事務局スタッフの皆さん、
どうもありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

講座では墨田区出身&墨田区育ちの演劇人である緑川が、
どのような経緯で演劇を活用した地域振興の活動をするようになったのか、
シアターキューブリックの劇団の歩みを中心にしながらお話をしました。
劇場公演を専らとしていた旗揚げ以降の活動初期も、
「演劇の魅力を広めたい」という気持ちを強く持って作品を作っていましたし、
作品ごと、題材となったものや場所の魅力を広めたいという気持ちも強くありました。
そうした活動のなかでたまたま「場所」という要素が、
お客さんが「わざわざ足を運んで観に行く」演劇の特性と、
切っても切れない関係であることに気づき、
2008年以降のローカル鉄道演劇や関ケ原での観光おもてなし武将隊、
地元墨田区での帰ってきたキューピッドガールズの活動へと展開していったわけです。
その間の僕たちの思考、葛藤、失敗、発見をお話しました。
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講座の一部ではシアターキューブリックの俳優陣が登場、
まさに「実演」で、演劇を使った街づくりを披露してもらいました!

この日の講座ではこれといった結論はありませんでした。
「街を遊園地に!」というのは観光地化を目指すわけではなく、
地元の人が自分たちの街を楽しむ、そんな空間を創ること。
これは前人未踏の世界でありまして、
現時点で「これをすれば必ずこうなる!」と断言できることは何もなく、
そういった社会を目指して、今こういうことをやっています、
という途中報告だと思って聴いていただきました。

東京スカイツリー開業を機に街の再開発が進んでいる墨田区ですが、
演劇を活用した独自のアプローチで、
新しいもの、昔から大切にしているもの、両方の魅力を発信して、
もちろん演劇ファンの裾野も広げていきたいと思います!
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会場の写真撮影:山村厳さん
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