今月のお題『鍵にまつわるエトセトラ』 [きゅ~め~るのお題]
毎月9日は、「9」と「キュー」で、「キューブリックの日」。
劇団メルマガ「きゅ~め~る」の配信日、毎月9日は、
各自が持っているブログで全員が同じお題で記事を書く、という
かれこれ11年も続いている企画なんです。
今月のテーマは「鍵です」、6月9日だから「ロック」ってこと!?
毎回お題のテーマが難しすぎるわ!!!
鍵……。
今住んでいる家の鍵は、ボタン式なので鍵がないのです。
自転車も乗らないし、正直なところ僕は鍵とはなかなか縁がありません。
鍵……。
あ、「鍵とは縁がない」で思い出してきました。
小学生の頃の話です。
学校から帰宅する頃、親が家を留守にする場合は、
家族であらかじめ決めた場所に鍵を置いて……、
という話は、どこの家庭でもそうだと思います。
うちもそうでした。
ただ、うちの場合、親がものすごい高確率で鍵を置いていってくれないんです。
家に帰って、「扉の鍵が閉まっている」で一回目のショック。
(↑むかしは、人がいるなら玄関の鍵はふつうに開いているものでした)
そして、約束の場所に鍵が置かれていないことで二回目のショック。
ねえ?鍵に縁がないでしょう(笑)
子供は暇かも知れませんけど、子供は子供でやりたいことがいっぱいあります。
それができないまま、ただ時間が過ぎていくんです。
おなかが痛い時だってあります。
そういう時はお隣さんに行ってトイレを借りました。
でも、お隣さんが留守の時もありました。
その時は、家の裏手にある野原の隅っこでやりました。
友達に見つかったらどうしようって思いながら。
そして、親が帰ってくるまでいったい何をしていたか。。。
家の裏側にまわると、居間の縁側がありました。
その縁側に座って、やれる宿題をしたり、
そこらへんにあるものをいじっていたりしました。
切ないのはそこから家の中が見えるんです。
鍵が閉まっているだけで、居間が目の前に見えるんですよ。
入ることができない部屋を覗いていると、
不思議と家の中でくつろいでいる普段の自分や家族が見えてきます。
帰れるはずの家に帰れずに、覗いているのがやっとの自分が惨めに思えてきて、
鍵を置いていってくれなかった親へのイライラなんてとっくに忘れて、
生きるのってこんなに悲しいことが多いのか…って思ったりしたものでした。
そんな僕も大人になって、
家に入れないというようなこともなくなり(笑)、
家の外でも、「劇団」と「会社」という家のような存在を二つも持つことができて、
あの時、生きていることを悲しんだ経験は無駄じゃなかったな~と思っています。
自分だけじゃなくって、周りの人たちにとっても
「いつでも帰れる家」を作れるように頑張っていきたいです。
他のみんなはどんなことを語っているかな?
メンバーのブログは劇団ホームページのトップから行くことができます!
シアターキューブリックホームページ http://qublic.net/
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毎回お題のテーマが難しすぎるわ!!!
鍵……。
今住んでいる家の鍵は、ボタン式なので鍵がないのです。
自転車も乗らないし、正直なところ僕は鍵とはなかなか縁がありません。
鍵……。
あ、「鍵とは縁がない」で思い出してきました。
小学生の頃の話です。
学校から帰宅する頃、親が家を留守にする場合は、
家族であらかじめ決めた場所に鍵を置いて……、
という話は、どこの家庭でもそうだと思います。
うちもそうでした。
ただ、うちの場合、親がものすごい高確率で鍵を置いていってくれないんです。
家に帰って、「扉の鍵が閉まっている」で一回目のショック。
(↑むかしは、人がいるなら玄関の鍵はふつうに開いているものでした)
そして、約束の場所に鍵が置かれていないことで二回目のショック。
ねえ?鍵に縁がないでしょう(笑)
子供は暇かも知れませんけど、子供は子供でやりたいことがいっぱいあります。
それができないまま、ただ時間が過ぎていくんです。
おなかが痛い時だってあります。
そういう時はお隣さんに行ってトイレを借りました。
でも、お隣さんが留守の時もありました。
その時は、家の裏手にある野原の隅っこでやりました。
友達に見つかったらどうしようって思いながら。
そして、親が帰ってくるまでいったい何をしていたか。。。
家の裏側にまわると、居間の縁側がありました。
その縁側に座って、やれる宿題をしたり、
そこらへんにあるものをいじっていたりしました。
切ないのはそこから家の中が見えるんです。
鍵が閉まっているだけで、居間が目の前に見えるんですよ。
入ることができない部屋を覗いていると、
不思議と家の中でくつろいでいる普段の自分や家族が見えてきます。
帰れるはずの家に帰れずに、覗いているのがやっとの自分が惨めに思えてきて、
鍵を置いていってくれなかった親へのイライラなんてとっくに忘れて、
生きるのってこんなに悲しいことが多いのか…って思ったりしたものでした。
そんな僕も大人になって、
家に入れないというようなこともなくなり(笑)、
家の外でも、「劇団」と「会社」という家のような存在を二つも持つことができて、
あの時、生きていることを悲しんだ経験は無駄じゃなかったな~と思っています。
自分だけじゃなくって、周りの人たちにとっても
「いつでも帰れる家」を作れるように頑張っていきたいです。
他のみんなはどんなことを語っているかな?
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