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今月のお題「吾輩は○○の鬼」 [きゅ~め~るのお題]

毎月9日の劇団メルマガ配信日にやってくるお題ブログ。
節分を過ぎた今回は、毎年お豆をぶつけられてしまってかわいそうな鬼さんに因んで、
「吾輩は○○の鬼」というテーマ。


「吾輩は “トイレのスリッパの向き”取り締まりの鬼」
「吾輩は “ら抜き”取り締まりの鬼」
「吾輩は “冷蔵庫の閉め方”取り締まりの鬼」

いろいろありますが、
時節柄これ以上息が詰まりそうな内容は避けたほうがよさそうなので(笑)、
早く現場に戻りたいなあという思いを込めて「吾輩はキャスティングの鬼」!



実はコレ、実際に相当昔から自他共に口にしていたフレーズでありまして、
文字通り、作品のキャスティングには相当自信を持っていますの。

作家のタイプによって、作品の作られ方も様々なのですが、
僕の場合は、自分の世界観をゼロから作るという感じではなく、
メンバーや、出演が想定される役者陣が持つそれぞれの個性とコラボレートしながら、
オリジナルな空気の作品を作っていくというスタイル。

「じゃあ、当て書き(※)ですね?」

と言われるのですが、そうでもなく、
役者が隠していそうな癖や本質、意外な一面をほじくりながら書くイメージ。
(※)当て書き……演じる役者のキャラクターを多分に活用して役柄を書くこと。



そして、新たに抽出する一面を、より際立たせる共演者の組み合わせを考えること。
共演者の組み合わせによって、作品の空気はまったく違うものになります。
役者も人間ですから、相手役との関係性が芝居にも大きな影響をもたらします。
そうしたさまざまな、逃れ難い人間の性(さが)を活用しながら(笑)、
出演者の配置についての最高なパターンを考えていくのです。

この作業がとにかく楽しくて仕方がありません。

きっと僕自身の性格や趣味とベストマッチしているんでしょうね~。
「脚本だけ」、または「演出だけ」で活動しているアーティストも多いなか、
僕が脚本・演出両方をセットで創作しつづけるのは、
このあたりに理由があるのかも知れません。


5月上演予定の『幸せな孤独な薔薇』も、
キャスティングにぜひ注目してみてくださいねー!

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