SSブログ

『幸せな孤独な薔薇』明日から発売開始です! [劇作家の時間]

シアターキューブリック20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』のチケット一般前売がいよいよ明日から始まります!


自分のことながら「20年」という時間の長さは、なかなかの重さがありますね。
生まれた赤ちゃんが成人するまでと同じくらいの時間、
仲間たちとひとつの劇団で活動を続けてきたわけですね。
シアターキューブリックでは、旗揚げ以来オリジナルの脚本の上演を重ねてきましたが、
20年目の今年、初めてオリジナルじゃない作品に挑みます。
昨年夏の劇団企画会議で「選択肢無し」で決まったのが、
この『幸せな孤独な薔薇』です。


劇団の旗揚げと同じ2000年、この作品を新宿のシアターアプルの客席で観たとき、
終演後しばらく立ち上がれなくなってしまうくらいに感動したのを、
今でもはっきりと覚えています。「感動」っていう表現、なんだかチープですね…(笑)
「ぼくの進む道はもう演劇しかない!」そう思ってしまった瞬間でした。

それ以来、劇団公演としてでも、そうでなくても、
「いつか必ずこの作品に携わりたい」と
心の引き出しにずっと大事にしまってきました。
そして、その時がついにやってきました。
結成15周年でも、25周年でもない、20周年の今年でした。


しかも、驚くべき役者さんたちが出てくださることになりました。
キャラメルボックスの西川浩幸さん。
西川さんは大先輩の劇団、キャラメルボックスの看板俳優。
正直なところ、緑川が西川さんを演出する日がやってくるなんて、
一秒も思ったことがありませんでした。ほんとうに。
なにしろ高校生の頃から、足繁くサンシャイン劇場に足を運んだり、
キャラメルボックスの上演ビデオを観たり、
今の今でも西川さんは完全に憧れの存在(=ヒーロー)です。
そして、憧れといえばもう一人、ふたたびお世話になる首藤健祐さん。
首藤さんはなんと20年前の『幸せな孤独な薔薇』のキャストでもありました。
ダンディーなのになぜかかわいい首藤さんの虜です、今でも。
演劇ファンの皆さんにとっても、西川浩幸さんと首藤健祐さんが同じ舞台に立つ、
というのは、かなり垂涎の舞台になるのでは!?と思っています。
実は、誰よりも僕が客席で観たい!!と思っていたりもします(笑)

ほかにも6年ぶりにご一緒する第27班の鈴木研くん、
先日の劇団公演でも、絶妙な“ちょい悪”加減に磨きがかかっていました。
『十二階のカムパネルラ』で好演してくれた眞実さんと坂本実紅さん。
この二人の新境地、ぜひ観てみたい!と思えるような、わくわくする役どころです。
眞実さんは、なんとこの作品が初主演。
彼女の真摯さと不器用さが、いかんなくパワーを発揮することと思います。
眞実さんは身長が高い女優さんなのに、小柄なミラノさんが演じた「ルカ」を演じる様子が、
ふわ~っと引き込まれるように想像できたんです。
何か共通する魅力があるのかも知れません。不思議な感じです。
稽古場でそれを探すのが楽しみです。

そんな豪華客演陣をお迎えしての20周年記念公演第一弾です。
あ、一昨年の『銚電スリーナイン』で役者復帰したメンバーの奥山静香は、
かなり久々の劇場公演です、こちらもお楽しみに!!


2月22日(土)の午前10時から発売開始です。
もうすぐ稽古も始まりますので、その様子もお知らせしていきたいと思います。
キャスト・スタッフのみなさんの魅力を合わせながら、
いつもとは一味も二味も違うシアターキューブリックの作品を必ずお届けします。
それでは劇場でお待ちしております!!


以下のURLからは緑川の扱いにてご予約いただけます。
https://ticket.corich.jp/apply/105588/006/


Shiawasena_chirashi_omote (1).jpg
Shiawasena_chirashi_ura (1).jpg

シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇

キャスト
片山耀将 奥山静香 千田剛士
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]
首藤健祐[東京ハートブレイカーズ]
鈴木研[第27班] 眞実 坂本実紅

一般前売開始 2月22日(土)10時~

シアターキューブリックホームページはこちら!
http://www.qublic.net/

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。