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意見と感想 [社長の時間]

20代に劇団を立て、最近では会社を預かる立場になり、
いろいろなプロジェクトを常に抱えてきた僕ですが、
それらを仲間と共有し、前に進めていこうという場で時々出てくる「感想」。
これが登場すると、いつも言葉を失ってしまう癖があり、良くありません。
心のなかで「で、なに……?」と思うのですが、
それを口に出すと場がイヤな感じになりますし、
しばらく、目的を踏まえた建設的反対意見の言葉を待っても、
だいたいの場合、そこへ続いてゆくことはあまりありません。



発案をしたことがある人なら、きっとそうだと思うのですが、僕の場合は
自分の案に対して拍手喝采や手放しの賛同が必ずしも嬉しいわけでもありません。
むしろ自分が気づかない問題点を見つけてくれるほうが有難く思います。

ただ、問題点を感じるがゆえに、はやばやと案そのものを否定する思考に走るのは、
とても勿体ないことだと思います。出された案も、それを見て感じた問題点も。
感想は外部の人に任せておけばよいことです。
せっかく感じた問題点、その課題を解決する方法を考えて、
どうすれば、自分の前に提示されたプランが磨かれてゆくかの意見を出し合う、
それが目的集団に属する人の「ONE TEAM」の意識だと思っています。
突然、流行りの言葉を使ってみました(笑)


自分の脳内で目的や意図に対する理解が曖昧なとき、
意見のつもりが一介の「感想」になってしまうのだと思います。
相手の話を聴くときに、相手の意図「なぜそのように思ったのか」を
想像できる自分でいられるよう、常にアンテナを立てていたいと思います。

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