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今月のお題「葡萄酒いろのミストラル、終演!」 [きゅ~め~るのお題]

毎月のお題ブログとして書く以前に、もっと早くご報告せねばならなかったのですが、
先週『葡萄酒いろのミストラル』が終わったということで、
今月のお題ブログのテーマは「葡萄酒いろのミストラル、終演!」です。


ほんとうは2020年10月に上演するはずだったこの作品、
2年近く遅くなってしまいましたが、ようやくお届けすることができました。
そういう意味では、いつも以上に「ほっとしている」気持ちがあります。
ご来場くださった皆さん、応援というかたちで参加してくださった皆さん、
労を惜しまず作品に魂をつぎ込んでくれたキャスト・スタッフの皆さん、
ほんとうにありがとうございました!![犬][犬][犬]





公演が終わって1週間経つのですが、今回なぜかまったく抜けておりません。
カラダがおかしくなってしまったのかというくらい、
公演期間中とまったく同じメンタルが続いています。
(体調管理目的の検温アプリへの記録も続いています)

俳優たちは順調に台詞や段取りが抜けて、次の創作に打ち込めているのでしょうか。
僕はといえば、気になっているシーンやもっとおもしろくできそうなシーンが
頭にこびりついて、梅雨入り前の5月に一人取り残されているような気持ちです。
ですが、もう何処へ行ってもミストラルのあの舞台はありません。
公演が終われば、見届けてくれた皆さんの心にだけ残る。それが演劇です。



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写真 松宏彰さん。


劇場空間での観劇とは少し趣きが異なりますが、
ちょうど今日から『葡萄酒いろのミストラル』ムービーステージが始まりました。
これは、公演期間中ご都合が悪かったり、遠方からいらっしゃることが叶わなかったりした方とも、
作品をどうにか共有したいという思いで企画した映像配信です。
これ、いわゆる「記録映像」のようなものとはまったく違います!
もちろん劇場での「体感」と、映像の「鑑賞」とでは、
作品が発する圧力的なものは大きく異なりますが、
逆に劇場の客席からではなかなか観ることができない
細かい部分や斬新な視点からの観劇ができます。
前回の『幸せな孤独な薔薇』で大好評をいただいたコンビ、
映像監督の松宏彰さんと、かすや舞台記録の粕谷晃司さんによる撮影&編集です。
従来の演劇とは違う、新しい演劇の楽しみ方をお届けできたらいいなと思っています。
そして「今度はナマで観てみたい!」と思っていただけるような、
演劇人としてのこだわりを詰め込んだ映像配信をお届けします。

それから、シアターキューブリックHPにあるグッズショップでは、
公演パンフレットはじめ、新作グッズをお買い求めいただけます!
ムービーステージをご覧になる際、お手元にあるとさらに楽しい時間になりますよ~!


本当ならもう少しいろいろと公演のことを振り返りたいところなのですが、
それができる気持ちになるのはもう少し先になりそうです。
2018年『十二階のカムパネルラ』の時もそうでしたが、
今回も花巻の宮澤賢治さんと宮澤トシさんのもとへご挨拶にいかねば、
この公演はきっと終わりませんね。

終演がテーマのお題ブログでしたが、始まりみたいな内容になってしまいました!(笑)




『葡萄酒いろのミストラル』ムービーステージチケットのお求めはこちら!
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=66087&

公演グッズのお求めはこちら!
https://qublic-goods.stores.jp/



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▲2022年5月27日夕方。公演初日直前時の集合写真。写真 宮内敏行さん。


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▲2022年4月18日夜。初めて13名のキャストが揃った日の集合写真。


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今月のお題「葡萄酒いろのミストラル、見どころ!」 [きゅ~め~るのお題]

シアターキューブリックのメールマガジン「きゅ~め~る」配信日恒例のお題ブログ。
今回は『葡萄酒いろのミストラル』公演直前スペシャルというわけで、
メンバーそれぞれの視点で作品の見どころを紹介し、
僕を含めた現場メンバーは、豪華客演陣のご紹介を担当します!
(誰が誰をご紹介するかは劇団会議の時「あみだくじ」で決めました(笑))




1割1分1厘の確率で引き当て、僕が紹介するのは、ズバリこの御仁。










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高橋茉琴さん!!!!!!!







今回の作品で7回目のシアターキューブリック出演になる彼女。
これまでも折に触れて紹介してきましたが、あらためて彼女のことを書かせていただきます。




客演の女優さんに対しては、稀にあだ名で呼ばせてもらっている人が少数いますが、
大概、苗字または下の名前に「さん」を付けて呼びます。
…なんですけど、高橋茉琴の場合は気づいたら「高橋」と呼んでいました。
「高橋さん」と呼んでいた記憶はまったく無いことから考えると、
かなり早い時期から呼び捨てで呼んでいたのでしょう。
なんでなんだろう……と自分でも時々考えますがよく分かりません。


分からないんですけど、ソウルメイトの類であることは間違いありません。

それは初めて出演してくれた2014年5月『七人みさき』の時、既に感じていました。
この公演の千穐楽、あうるすぽっとの広いロビーの隅っこで作業をしていたら、
小柄な彼女がぺこぺこ~っとやってきて、僕の前でしゃがんだと思ったら、
まるで宇宙に連れていってくれそうなエピソードをさらっと話してくれました。
何のことやら分かりませんよね?
ふつうの会話ではあまり話さないような内容です。
そうした内容を話せるヤツだと、きっと高橋も思ってくれたのでしょう。
僕のほうも、ごくごく自然にそのお話を聞きました。
そして、「やっぱりこの子はそういう人だったんだな☆」と納得しました。
本番前のほんの数分のことです。
その、ほんの数分の時間が、その後の二人の関係性のもとになった気がします。

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▲2014年5月『七人みさき』の稽古場にて。


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▲2014年5月『七人みさき』舞台写真。(宮内敏行さん撮影)



その後、二度目の出演『サンタクロース・ドットコム!』の時には、
ある意味、主人公以上に作品を支配するポジションの役どころをやってもらい、
ローカル鉄道演劇でもヒロインをやってもらい、
2018年の『十二階のカムパネルラ』では主演を務めてもらいました。



劇団メンバーどうしの絆というのは、信頼、愛着、腐れ縁等々、
いろいろな意味で相当な関係性の濃さがありますが、
それに勝るとも劣らないくらい、
いや、それとはまったく別次元の強い繋がりを感じるのがこの人です。




「脚本を書く」という作業は、脚本家によって様々なタイプがありますが、
緑川の場合は、完全に自分自身を切り売りするタイプです。
自分が生きている今現在の感覚と、これまで生きてきた時間に対する後悔や反省、
そしてこれから生きてゆく時間に対する夢や不安。
「現在」「過去」「未来」、
この3つのベクトルがごった煮になって、その都度、作品が生み落とされます。


脚本というのは、小説や漫画と違ってそれ単体では完結しません。
具現化してくれる演出家や俳優がいてくれなければ、ただの骨ばった文字群です。


そういった質の脚本を舞台上に立体化してゆくシアターキューブリックの現場で、
俳優としての高橋茉琴の存在感は、僕が脚本を書く時に混ざりあう時間的ベクトル
「現在」「過去」「未来」の3つの匂いをいつも漂わせています。

それは「リアル」「憂い」「希望」という言葉に置き換えることができるかも知れません。

その一つでも欠けるとダメなのですが、
高橋はその3つをいつも匂わせてくれています。
きっと彼女はそれを意図してはいないはずです。
呼吸するのと同じ自然な状態で、それを感じ続けているのだと思います。


彼女の眼差しの揺らぎがそうなっているし、
言葉が出てくる前の間合いがそうなっているし、
ひ弱さと力強さが混ざっている立ち姿がそうなっています。

だから全幅の信頼を置いて、作品を委ねることができます。
自分が書いた作品が役者たちのものになり、
観客のものになる道すじが出来上がります。



あらためて、高橋茉琴との時間を振り返ってみると、
7度の創作を共にしている割には、実はそれほど多くの言葉を交わしてはいません。
言葉を交わしていなくとも、いろんな波長を共有している感じがします。
それは8年前のあうるすぽっとのロビーでの、ほんの数分のやりとりから続いています。




さてさて、今回の作品は、この高橋茉琴をはじめ、
結成20周年等身大のシアターキューブリックの世界を体現してくれる俳優陣が集まっています。
旗揚げ以来ずっと一緒のメンバーから今回が初出演のメンバーまで、
13人のキャストが、この13人でしか出せない空気を放っています。
一つの作品を作りあげるために、心をひとつにする意識を持ちつつも、
人と人のあいだには埋まることのない凸凹があります。
その凸凹のいとおしさを感じてもらうのがシアターキューブリックの舞台であるようにも感じます。

今回もその凸凹は健在です!ぜひ『葡萄酒いろのミストラル』の世界へお越しくださいませ。

『葡萄酒いろのミストラル』公演ホームぺージはこちら!
https://www.qublic.net/20mistral/



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▲2014年12月『サンタクロース・ドットコム!』の稽古場にて。

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▲2014年12月『サンタクロース・ドットコム!』の稽古場にて。

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▲2015年11月『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン』舞台写真。(宮内敏行さん撮影)

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▲2016年3月『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン-spring version-』舞台写真。(宮内敏行さん撮影)

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▲2018年7月『銚電スリーナイン~Return to the Roots~』舞台写真(宮内敏行さん撮影)。

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▲2018年11月『十二階のカムパネルラ』情宣写真。(渡辺慎一さん撮影)

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▲『葡萄酒いろのミストラル』稽古中の一コマ。ダメ出し時はよくこういう鳩みたいな表情になっている。

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▲『葡萄酒いろのミストラル』の13人。最高のメンバー。


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『今月のお題「稽古、始まる。』 [きゅ~め~るのお題]

シアターキューブリックのメールマガジン「きゅ~め~る」配信日恒例のお題ブログ。
今回はいよいよ始まった『葡萄酒いろのミストラル』の
公演稽古に賭けるメンバーそれぞれの想いをお伝えします。


もともと各公演の稽古初日というのは、独特の高揚感と緊張感を伴います。
例えるなら、大好きな人との初めてのデートみたいなものです(笑)
新作公演、再演、前回公演のように外部脚本の公演、などなど
上演する作品によって、その空気は大きく違ってきますし、
初めてご一緒する役者さんが多かったり、久しぶりの誰かと共演だったり、
顔ぶれによっても、かなり変わってきます。


昨年の『幸せな孤独な薔薇』の場合は、
一昨年、順調に稽古を積み上げていったにもかかわらず、
初の緊急事態宣言のため初日8日前に公演延期になりました。
そんな苦悩を共有した仲間たちとの再会という、非常に稀有なパターンでした。

そして今回の公演は、もともと2020年秋に公演予定だったものが、
新型コロナのために2021年10月に延期となり、
しかし、コロナの収束が思っていたより遥かに長引いたことで、
さらに2022年5月へと再度延期を決めた経緯があります。
過去2回とも稽古初日まで至っていなかったことから、
今回の稽古初日は、「大切な仲間にようやくめぐり会えた」
という印象がものすごく強くなりました。
だからなのか、めずらしくちょっとふわふわした気持ちになってしまって、
稽古中に発する言葉にも、自分の想いをしっかり乗せられてなかったなあと反省。



それでも稽古初日からビンビン感じた俳優陣の静かな闘志には、
このうえない頼もしさを感じずにはいられませんでした。
セリフも動きも多い賑やかな作品ですが、意外にも稽古場では、
役のある言葉やちょっとした動きに関して、
その深層を掘り下げていく作業に時間をかけます。
もしかすると、シアターキューブリックの創作現場にいちばんフィットするのは、
「静かに燃えたぎる炎」のような、そんな闘志なのかも知れません。

他人の人生を演じる俳優たちは、文字通り神経を擦り減らす瞬間の連続だと思いますが、
同時に、演劇とは大人たちが愉快に遊ぶ気持ちも大切なもの。
僕は演出家として、彼らのその複雑なミッションが意味ある紆余曲折を経ながら、
愉快で深みのある作品に育つよう貢献していきたい、その一心です。


気をつけたいのは僕がしゃべる時間がどんどん長くなっていっているので、
自分の想いを伝えることに集中し過ぎないようにしたいと思います(笑)

劇団のみんなは、どんな想いで稽古スタートを迎えたのかな。
みんなのブログもぜひ覗いてみてくださいね!



ただいま4/10(日)23:59まで公演先行予約を行なっています。
一般前売は4/23(土)10:00スタートです。
ご予約は公演ホームページからどうぞ!
https://www.qublic.net/20mistral/

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今月のお題「シアターキューブリック22周年」 [きゅ~め~るのお題]

2月27日、シアターキューブリックは結成22周年を迎えました。
いつも応援してくださっている皆さん、ありがとうございます。

今年もたくさんの人から「おめでとうございます」とお祝いをいただいたので、
「ありがとうございます」という言葉を言ってしまうのですが、
僕の気持ちとしてはむしろ「おめでとうございます」と言いたい側になっていて、
それくらいに、シアターキューブリックが自分自身と重なっていた存在から、
みんなのものへと変わってきているのを感じています。


僕は一応、劇団の創立者で、今も代表職を預かっているのですが、
気持ちは「管理人代表」みたいな感じです。


シアターキューブリックを応援してくださっているみなさんと、
ともに歩むにはどのような活動をすればよいか。
劇団がどのような活動をしていることがみなさんの幸せに繋がるか、
僕の行動基準はすっかりこのように変わりました。
それはけっして己を無にすることではありません。


「己を無くして迎合すること」と「ともにある」ことは、まったく異なることです。
自分たちの幸せ、自分たちが為したいことがまず真ん中にあり、
そこに共鳴してくれる人たちの思いに寄り添いながら、幸せを共有すること。
これが僕の理想のかたちです。


5月には2年延びてしまった結成20周年公演第二弾『葡萄酒いろのミストラル』が控えています。
志や想いがなくとも最低限の資本と技術があれば、公演を打つことはできます。
けれども、それでは作り手と観客がひとつの空間で一体化できる「演劇」を創る意味はありません。
自分を含めたみんなの幸せを想いながら作品をガリガリと創り上げる。
シアターキューブリックの存在意義はこれに尽きると思っています。


22年目のシアターキューブリック、そして20年目の『葡萄酒いろのミストラル』、
歳を重ねて失ったものも当然あるでしょうし、歳を重ねて手に入れたこともあります。
その変化を愛おしく思いながら、今の僕たちにしかやれない作品を創ります。
ぜひ、ご期待ください。

そして、これからもシアターキューブリックをよろしくお願いします。


次回公演『葡萄酒いろのミストラル』公演ページはこちら!
https://qublic.net/20mistral/

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『葡萄酒いろのミストラル』リーフレットと公演特設ページができました! [劇作家の時間]

まさしく三度目の正直、新型コロナによって二度の公演延期を経て、
今年の5月に今度こそ上演したい劇団結成20周年記念公演第二弾
『葡萄酒いろのミストラル』の公演特設ページができました。
リーフレットができて、ホームページがオープンすると、いよいよだなと感じます。


今回も絵本作家なかむらしんいちろうんさんによる渾身のイラストです。

通常、絵は(宣伝目的の場合は特に)メインになる何かを描くことがほとんどで、
「シンボルになるアイテムがない」絵を描いてもらうのはこれが初めてかも知れません。
ですから、打ち合わせでちゃんとイメージをお伝えできるかとても不安だったのですが、
出来上がったイラストを拝見した時、
自分の脳内に思い描いていたイメージにあまりにもハマり過ぎて言葉が出ませんでした。
(おそらく顔はにやけていたと思います)
この作品はこれまでに三度上演していますが、今回のメインビジュアルは
その時に作成したデザインとはまったく異なるものです。
作品に対する僕自身の解釈の変化ということもあるでしょうし、
今回は今回で「ゼロから新しい作品を創ろう」という覚悟の表明でもあります。

このイラストを見て、みなさんが感じるものは、きっと十人十色です。
僕なんかの具体的な説明の言葉はむしろあるべきではないと思います。
それほど柔らかで深い世界がそこにあります。

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このイラストをふんだんに使ったリーフレットは久しぶりの二つ折仕様です。
宣伝美術の廣神法子さんの魔法で今回もかわいくポップな仕上がりになっています。
「紙をめくる」ってわくわくしますよね。
何でもWEB化の時代ですが、手ざわり感のあるリーフレットは、
ナマのエンターテインメント「演劇」と通じるものを感じます。
綴じられた中面をめくると、作品のさらなる世界が広がりますよ。


このリーフレットは都内の演劇公演で配布するほか、
墨田区のシアターキューブリックのショップに置いてあります。
もし数が余れば、ミストラルの公演の際、劇場ロビーに置いてあるかも知れません。



一方、公演ホームページのメインビジュアルは、
カメラマン渡辺慎一さん撮影による写真です。
作品のモチーフでもある宮澤賢治さんが愛した自然をイメージしたものです。

実は高橋茉琴が着ているワンピースは、20年前の2002年初演時の撮影で
主演の漢那悦子が着ていた衣裳なのです~。
作品のそうした歴史も、そっと織り込まれていますよ。


公演ホームページはこちらです。ぜひご覧ください。
https://qublic.net/20mistral/


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▲ホームぺージのトップで使用している写真とは別ショットです。

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今月のお題「お待たせしました」 [きゅ~め~るのお題]

毎月9日はシアターキューブリックメールマガジンの配信日。
この日は劇団員たちが毎月決められたお題についてブログ記事を書きます。

今月のお題は「お待たせしました」です。



僕らも待ちましたが、皆様には大変お待たせいたしました。
もちろん劇団の次回公演のことです。


一昨年、昨年と二度の公演延期を余儀なくされた
『葡萄酒いろのミストラル』の公演情報がついに解禁になりました!
公演名のあたまには「劇団結成20周年記念公演第二弾」とあるのですが、
今はもう22周年になってしまいました。
しかしこの2年のあいだ、劇団が無事続いていてよかったです。
それも日頃から劇団を支えてくださっている皆さんのおかげです。
ですので、必ずこの公演を皆さんに届けるんだという思いで、
長く続くこの災禍の日々を生きてきました。


キャスト、公演日程、劇場はすでにお知らせしていましたが、
今回はタイムテーブル、チケット発売日、券種などのご案内があります。

チケットの一般前売開始日は4月23日(土)ですが、
それに先んじて、4月9日(土)・10日(日)は先行予約がございます。
この二日間だけ限定で公演パンフレット付きチケットを販売します。
お値段的にもちょっぴりお得ですので、ぜひぜひお買い求めくださいね。

それ以外にも【U25(ユニコ)割】という25歳以下の方向けの割引チケットや、
この作品を誰かにプレゼントできる【ギフトチケット】というサービスもご用意しました。

多くの方と、唯一無二で一期一会の演劇空間を共有し、
明日に向かってみんなと一緒に元気に生きていけたら幸せです。


もう少ししましたら、公演特設サイトもできますので、
詳しい情報はそちらをあらためてご覧ください!
今日の時点では、劇団サイトで公演リーフレットを公開しています(^○^)
https://www.qublic.net/

さらに詳しい情報はこちら→ https://qublic.net/schedule/



大変お待たせしました!『葡萄酒いろのミストラル』、あと110日で開幕します。

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今月のお題「今年の抱負を漢字一文字で」 [きゅ~め~るのお題]

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


という感じがまったくない新年です!

コロナウイルス禍が始まって以降、ずっと2020年みたいな感覚が続いていて、
新年の抱負とか言われても、うーーーーーんと考え込んでしまいます。
僕以外にも、そういう人多いんじゃないかなあって思います。

2022年に限ったことにもしたくないので、
今年の漢字に相応しくはないのかも知れませんが、
いま、僕の頭に浮かんだ漢字は「開」です、「ひらく」。


人に向かって自分を「ひらく」。


秘密主義で多くを語らない人生を生きてきた僕にとっては、
人格が変わるほどのかなりハードルの高いことです。
しかも、誤解されて結構、嫌われて結構、みたいな、
どうしようもないへそ曲がりでもあるので、
とても今年一年では足りないテーマなのだろうと思います。

けれども「みんなと楽しく生きたい」「みんなにしあわせになってほしい」
という気持ちはずーっと強く思っていることです。
その気持ちがあれば、自分の行動次第で
やがて楽しさを共有できるようになるんじゃないかなって思います。


いきなり完全解放できるとは思いませんが、
恥ずかしがらずに子供っぽい自分でいられるように
ちょっとだけ変わってみたいなって思います!

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★次回公演情報★
シアターキューブリック結成20周年記念公演第二弾
『葡萄酒いろのミストラル』
作・演出 緑川憲仁
メインテーマ 「ミストラル~季節風~」岡村孝子

2022年5月27日(金)~6月1日(水)
恵比寿・エコー劇場

キャスト
高橋茉琴 片山耀将 奥山静香 千田剛士 榎本悟
七味まゆ味[柿喰う客] 鈴木研[第27班] 野原のぼ
星宏美 品川ともみ 冨田恭子 太田朱香 / 井俣太良[少年社中]


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今月のお題「今年の紅白に出てほしかったアーティスト」 [きゅ~め~るのお題]

劇団メルマガ配信日(9日)に書かねばならなかったお題ブログですが、
3日も遅くなってしまいました。申し訳ありません!


今月のお題は、今年の紅白に出てほしかったアーティスト。


今年は誰が出るんだろう??と思って調べてみました。
紅白歌合戦の出場者、初めて知りました。
今年、布袋寅泰さんが出るんですね!初出場ですって!

紅白歌合戦出場者の選考基準、昔から何かと話題ですが、
全国全世代の皆さんが大みそかの夜を楽しめる番組、
というミッションを考えると大変ですよね~。




大みそかの夜って、毎年普遍的な独特な時間が流れているように感じます。

この日を生きているみんなが、「終わっていく」時間を静かに見つめているような。
そういう特別な時間に放送される紅白歌合戦で聴きたい歌声、
僕の場合は、即答で【さだまさし】さんです。
今年はお出でにならないんですよ。

どうして、さだまさしさんなんだろう……なんででしょうね?

なんだか「赦される」感じがあるんです。


もやもや、ざらざら、ギスギス、どんより、、、

そうした自分の心の隅っこに残っている、あまり良くない感情たちが、
サーーっと流れ去っていくような、僕にとってそんな歌声なんですよね。



さだまさしさん「奇跡」
https://www.youtube.com/watch?v=iW8p9pMFhHo


余談ですが、僕が敬愛する岡村孝子さんが音楽の道を進むきっかけになったのは、
さだまさしさんの存在なのだそうですね(^○^)


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今月のお題「僕の好きな勝海舟」 [きゅ~め~るのお題]

なんと、先月のお題ブログ、下書きを書いた状態でそのまま忘れてしまっておりました。
大変失礼しました!!!!!!!!!!
先月、自分はどんなこと書いたんだっけ、、、と読み返したのですが、
1ヶ月前に書いた文章はパソコンの中で腐敗してしまったのでお蔵入りを決めました。



さて、今月のお題は「僕の好きな勝海舟」です。



なんで勝海舟!?


そうですよね、僕らから見ても、ちょっと唐突なお題です。
シアターキューブリックでは毎年秋から冬にかけて、
ホームグラウンドすみだが誇る地元商店街・キラキラ橘商店街とタッグを組んで、
商店街まるごと食べて遊んで、というイベントをやっているのですが、

今年のイベントタイトルが

「キラキラ橘☆勝つ勝つ海舟!」

なのです。


幕末の偉人として知られる勝海舟さん、実は墨田区出身のお侍、
実は地元の人もあまり知りません。
確かに日本の国のかたちを変える大転換期に東奔西走して大活躍した人物、
西郷さんや大久保さんみたいに個性的な方言をぶっ放しているわけでもないので、
出身地がクローズアップされる機会はあまりありませんでした。


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墨田区役所の下には立派な勝海舟の像があります。


が、そこに勝海舟の像があること自体あまり知られていません。

出身地なら勝海舟の資料館的な施設がどこかにあるのかと思いきや、
勝海舟記念館があるのは大田区の洗足池です(海舟の墓地があるのが大田区)。


そんな感じで、「勝海舟=すみだ」というイメージは薄~いのです。
別に僕はそれでいいんじゃないの?って思ってますし、
そんな海舟さんが好きです。

だって彼は、大局で国の行く末を想い、行動した英邁な人物。
それなら「彼の出身地はどこだ」みたいな、
みみっちい次元で縛ることはないと思うわけです。



というわけで、勝海舟さんは実はすみだ出身なんだよ~ってことを知ってほしくて、
今回は「勝つ勝つ海舟!」です。
商店街イベントですから当然「カツ」の出番でしょうねえ(笑)


12月4日(土)・5日(日)のイベント、お楽しみにっ!!!

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今月のお題「僕の私の推しの九九」 [きゅ~め~るのお題]

シアターキューブリックでは毎月9日に無料配信しているメールマガジンがありまして、
その配信日には劇団メンバーが毎月決められたお題についてブログを書く、
というのが、もうかれこれ15年くらい続いています。
つまり180回くらいやってるってことですね!

9月9日は「きゅー、きゅー」ですし、
きっとシアターキューブリックについての何かがお題になるのかと思ったら、
なあに、、掛け算九九ですよ。

これも15年続いてきた年輪ってヤツでしょうか??
(お題のネタが枯渇しまくっているだけですね……)




掛け算九九のことを考えるのはきっと生まれて初めてです。
しかも九九に「推し」もへったくれもありませんが、
そういうお題なので、九九についてちょっと考えてみることにします。





そういえば九九を習っていた小学生の頃、
訳もなく、無性に恥ずかしくなるくだりがありました。

みなさん、そういうのありませんでしたか?

その場面はわりと序盤にやってきます。





2×5=10



にごじゅう。



にごじゅう。




なんか恥ずかしくないですか……?





試しに音読してみてください。



さんはい。





「にごじゅう。」






みんなそれぞれ好みの音楽が違うように、
「音」に対する感覚も人それぞれきっと違うんだと思います。

当然、言葉にもそれぞれ「音」があって、
僕の場合、濁音や半濁音が混ざった音にきっと敏感で、
言葉のなかに濁音や半濁音が登場するタイミングが、
とても、、、何となしに、大事なんでしょうね。


「にごじゅう」以外にも恥ずかしい言葉は山ほどあります。

「ジャンバラヤ」「郡上一揆」「ダダ星人」、すべて恥ずかしいです。



九九のことなど知らない外国の方が聞いたら、どう感じるんでしょうね。
それを思うと、とても「にごじゅう」などと口にすることはできないのです。

けっして推しの九九などではありませんが、
僕の中では最も存在感のある九九、それが「にごじゅう」なんです。



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で、「推しの九九」っていったい何よ。


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